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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その55 マッキーの英会話講座

マッキー:チキチキ、マッキーのエイブラハム用語、英会話講座ー!!イェー!!

エス太 :・・・。

ソ ラ :・・・。

マッキー:さぁ、盛り上がって参りました!マッキーのエイブラハム用語、英会話講座の時間です。

エス太 :誰も盛り上がってね~よ。何の時間だよ、これは?

ソ ラ :こんなに盛り上がってないのに、マッキーさん、メンタルが化け物級に強靭(きょうじん)だ。

マッキー:皆さ~ん!落ち着いてくださ~い!落ち着いてください!!落ち着くんだ!!

エス太 :お前が落ち着け!!誰も盛り上がってね~んだって。とりあえず、企画を説明しろ。

ソ ラ :そうですよ。これ、いったい何が始まるんですか?

マッキー:わかりました。まず、ルールを説明します。この企画はですね、わたくしマッキーが、エイブラハムがよく使う用語を、英会話講座的にお伝えするというものです。

エス太 :それは「ルールの説明」ではないな。ただの企画説明だ。

ソ ラ :先生、マッキーさんは英語なんてできたんですか?

エス太 :ソラ、アイツはな、高校生の時、英語のテストで4点を叩き出したことがある。

ソ ラ :マジですか?まさか、マックス100点のテストではないですよね?

エス太 :もちろんマックス100点中の4点だ。

ソ ラ :え!?

エス太 :しかも、1問2点の五択式の問題が当たっただけだった。

ソ ラ :それって、実質2問しか当たらなかったってことですか?多分ですが、当たったのもたまたまですよね?

エス太 :あぁそうだ。そんなやつが、今俺たちに英語を教えようとしているらしい。

ソ ラ :ヤバイ予感しかしませんね。そもそも、日本語ですら危ういのに。

マッキー:早速始めますよ。いいですか?まず、今回お伝えするワードはこちら!!
「アライン」

ソ ラ :アラ・・・イン?

マッキー:そうです。では私に続けて言ってみましょう。リピート アフタ ヌーン。

エス太 :アフタ ヌーン!?午後!?

マッキー:アライン。

ソ ラ :アライン。

マッキー:ノーノーノー、もっと舌先を巻くように。アルルルルァイン。

ソ ラ :アルルルァイン。

マッキー:青春時代の甘酸っぱく、ほろ苦い思い出を思い出して、下唇を噛み締めるように。

ソ ラ :アルルルルァウィン。

マッキー:いいですね。完璧です。え~、つづきまして~、ボルテックス。

ソ ラ :ボルテックス。

マッキー:ノーノーノー、いいですか?もっとブツブツブツ・・・

エス太 :よし、帰ろう。

つづく

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