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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その61 イメージング

ソ ラ :先生、前回「宇宙へのオーダー」の話の時に、先生はただ生きているだけでオーダーは終わっているから、受け取ることの方が大切だって言いましたよね?

エス太 :あぁ、言ったな。スピリチュアルの話でよく言われる「オーダー」ってのは、エイブラハムの言葉で言うところの、「願いを打ち上げる」ってことだ。それは願望実現のステップ1で、俺たちが生きているだけで自動的に完了しているよ。

ソ ラ :ですよね。で、先生はオーダーのために、イメージング(ビジョアライゼーション)は必要ないと言いました。でも、先生は以前、僕に「望む未来について考えろ」って言ってくれたんです。これって、矛盾してない?って思ったんですよね。これってどういうことなんでしょうか?

エス太 :ん?俺、そんなカッコよさげなこと言ったっけ?

ソ ラ :まだ、このシリーズが始まりたての頃、「その6 信念って何?」って回で言ってました。

エス太 :え?ウソ、全然覚えてない。その時、俺どんな感じだった?カッコよかった?ちょっと読み返してみようかな~。

ソ ラ :いや、先生がカッコよかったかどうかなんて知りませんよ。興味もない。それより、僕の疑問について教えてもらっていいですか?

エス太 :いや、少しは俺に興味持てや!!

ソ ラ :先生、どうなんです?

エス太 :ソラ、それはとてもいい質問だ。

ソ ラ :そうですか?

エス太 :あぁ、それは本当にいい質問だよ。よくそこに気がついたな。いや~本当にいい質問だった。

ソ ラ :はぁ。

エス太 :・・・。

ソ ラ :え?終わり!?いやいやいや、全然質問に答えてないんですけど!なんか感心されて終わったんですけど!そんなんじゃ逃げられませんよ。

エス太 :えぇ~。だって急に説明するのが面倒になったんだもんな~。ダメ?

ソ ラ :ダメです。

エス太 :はぁ~、しょうがね~な~。いいか、俺はオーダーはいらないと言ったんだよ。イメージングはしたければすればいい。前にも言ったけど、イメージングをするなら、それをしている時が気分がいいからって理由だけで十分だ。そもそも、イメージングしなくても、アラインしていれば願いが叶う世界なんだよ。
そして、お前に言った「望む未来について考えろ」ってのはな、今目の前の現実を見てネガティブな感情になるくらいなら、望む未来について考えた方が気分がいいって話だ。でもな、中には無理に望む未来を考えようと頑張ることで、逆に抵抗が働いてしまう人もいるんだ。そんな人は、望む未来を考えようとするより、今、目の前にある1ミリでも自分を気分よくさせるものにフォーカスするといい。ソラで言えば大好きな猫を撫でるとかな。気分よくなるだろ?

ソ ラ :猫は好きです。癒されます。望む未来を考えようとして抵抗が働く人もいるんですか?

エス太 :そうだ。そもそも望む未来を考えられない場合や、望む未来を考えてみても、すぐに「そんな未来がくるわけない」とか「いつ?」「どうやって?」とか考えてしまい、さらにネガティブになってしまうような場合だ。それらの思考は抵抗になってしまうから、まだ自分の未来を信じられない人が無理に望む未来について考えることはしなくてもいい。だったら猫を撫でてた方がよっぽど願いを引き寄せやすい。

ソ ラ :なるほど。

エス太 :そして、これらは宇宙に願いを打ち上げるためにするのではなくて、自分の気分をよくさせるためにするものだ。それはつまり、願望実現のステップ3、受け取りモードになるためのツールだ。大切なことは自分がアラインすること。そのためにできることならどんどんやってみるといい。

ソ ラ :願いを打ち上げるためにイメージングをするのではなく、アラインのためにするってことですね?

エス太 :あぁ、そうだ。でもな、もっと言うと、エイブラハム流のイメージングは、アラインしてからイメージを受け取るって感じなんだ。

ソ ラ :アラインしてからイメージを受け取る?

エス太 :そう、アラインして、受け取りモードでいると、ソースからいろんなアイディアが受け取れる。イメージもそのアイディアの一つの形だ。例えば、猫を撫でて「あぁ~、気分いいなぁ」なんて感じていると、フッと「こんなんなったらいいなぁ~」なんてイメージが沸いてくるときがある。それは、未来をイメージしようとして頑張っている感じではなくて、ソースにアクセスしてイメージを受け取っている感覚だ。ま、何にせよ、まずはアラインすることを何より大切にしてみろ。

ソ ラ :う~わ。めっちゃ参考になりました。やっぱ、なんだかんだ言ってもこの人すごいんだなぁ。

エス太 :・・・確かそんな感じたったよな?ま、いっか。

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