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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その16 説教

マッキーです。ある日、俺とソラはエス太に呼び出され、彼の前に正座していました。

エス太 :おい、お前ら、なんで呼び出されたかわかってるよな?

ソ ラ :僕は、なんとなく・・・。

マッキー:私には、見に覚えが全く・・・何かしましたかね・・・?

エス太 :何かだ~?ソラ、お前は何だと思うんだ?

ソ ラ :歌・・・ですか?

エス太 :そうだよ!!歌だよ!歌しかね~だろっ!

マッキー:あぁ~、前回の。やってたもんね~、ソラ。
あれは確かにちょっとな~って感じがしたわ。
とくに、あのサビの部分、ちょっとアイアンマスクの強さがイマイチ伝わんなかったんじゃない?
そりゃ、エス太も怒るよ。

ソ ラ :そうですよね。必殺技のいい名前が思い付かなくて・・・。

エス太 :そこじゃね~わ!!お前、この話のもともとのタイトル言ってみろ。

マッキー:サイボーグ戦士・・・

エス太 :そうじゃなくて、そっちじゃなくて。俺たちの方の、ほら。

マッキー:あ、「エイブラハムをかじっただけの男と弟子」か。

エス太 :そうだよ、そう。何だ?サイボーグ戦士って。
前回1回分も使って、何を謎のヤツの、謎の歌を披露してんだよ。
そもそも、エイブラハムいっさい関係なくなってただろがい!!

ソ ラ :そうでした。僕たちの本質を忘れていました。

マッキー:そうだぞ、ソラ、初心を忘れないことが大切だ。
ここらで、一回さ、みんなで初心にかえってみないか?

エス太 :なんでお前がこっち側になろうとしてんの?
そもそも、この物語を書いてるのお前だよな?
お前が一番の主犯じゃね~か!!
お前が一番ふざけてるじゃね~か!!

マッキー:まぁまぁまぁ、あらそいからは何も生まれないから。

エス太 :誰のせいだよ!!お前がその感じを出すな、腹立つから。

ソ ラ :まぁ、とりあえず・・・スマブラでもします?

エス太 :仕方ない。おい、マッキー、スマブラで勝負だ。吹っ飛ばして、その根性叩き直してやるわ!

マッキー:フッフッフッ。手ほどきしてあげましょう。さぁかかってきなさい。

オラオラオラオラオラオラー!!
ウォリャー!!

エス太 :マッキー、お前・・・超弱いのな・・・。

ソ ラ :うわ、マジで超下手くそだ・・・。

つづく

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