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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その73 自分への問いかけ

ソ ラ :先生、教えてほしいことがあるんです。

エス太 :何だ?

ソ ラ :以前、先生は望まないことではなく、望むことを語るようにと教えてくれました。

エス太 :そうだったな。

ソ ラ :だから、僕やってみたんですよ。望むことを語ろうとしてみました。でも、その望みがどうやって叶うんだろう?って考えたら、急に気分が悪くなったんです。

エス太 :だろうな。

ソ ラ :でも、望むことを語っていたら、そう考えてしまうのって自然なことじゃないですか?先生、僕の望みはいつ頃叶うんでしょうか?

エス太 :ソラの望みがいつ叶うかなんて、俺にはわかんね~よ。

ソ ラ :そんなぁ、無責任な。先生が望みや願いは、いつか叶うって言ったんですよ。

エス太 :望みや願いは、いつか必ず叶うよ。お前が思考で抵抗さえしなければな。

ソ ラ :でも、いったいどうやって・・・。

エス太 :それだよ。

ソ ラ :え?何がですか?

エス太 :それが、抵抗の思考だ。

ソ ラ :どういうことでしょう?

エス太 :望みに対して、「いつ、誰が、どうやって」と考えると、急に気分が悪くなるだろ?なぜなら、多くの場合、現状でそれらの方法が全く見えていないからだ。

ソ ラ :確かにそうです。「いつ、誰が、どうやって」と考える時、とても気分が悪くなります。目の前の現状は何も変わっていませんから、その望みがどうやって現れるのか、見当もつきません。

エス太 :いいか、ソラ、「いつ、誰が、どうやって」はソースが考えることだよ。ソースはものすごく高い視点で、今のソラの位置と、望みまでのルートがちゃんと見えているんだ。そして、そこへと案内を始めている。それが叶うまでの道のりってのは、ソラが思いもよらないようなルートかもしれない。
だから、ソラは「いつ、誰が、どうやって」と考える必要はないんだ。
そう考えることこそが、抵抗になってしまうんだよ。そこは、引き寄せの法則に任せればいい。

ソ ラ :引き寄せの法則に任せる・・・ですか?

エス太 :そうだ。お前がアラインして気分よくいれば、引き寄せの法則がそこに連れて行ってくれる。

ソ ラ :そうでしょうか。でも、思考で抵抗しないように望みにフォーカスするなんて、どうやればいいんですか?

エス太 :これからは、自分にこう質問してみろ。

「何を望むのか」「なぜ、それを望むのか」

それだけでいい。それ以上は考えなくていい。そして、そう考えることも、自分の気分がいいところで留(と)めておけばいい。

ソ ラ :なるほど。「いつ、誰が、どうやって」ではなく、「何を望むのか」「なぜ、それを望むのか」だけを考えるといいんですね?そして、あとは引き寄せの法則を信頼し、任せる。

エス太 :そうだよ。自分への問いかけ、やってみろ。

ソ ラ :わかりました!!

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