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エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その60 宇宙へのオーダー

ソ ラ :先生、最近スピリチュアルを学ぶと、「宇宙へオーダーする」って話をよく聞くんですが、それってどうやるんですか?「これが欲しいです」って強く願うとか?「これを持っていると強くイメージする」とかですか?

エス太 :最近というか、結構前からその「宇宙へオーダーする」って話は多くのスピリチュアルリーダーが話していたな。

ソ ラ :宇宙へのオーダーって、つまりは、ソースにオーダーするってことですよね?エイブラハムが言うオーダーのやり方ってあるんですか?あれば教えてください。

エス太 :よし、まず、オレンジ色のボールを探せ。そのボールの中には星形のマークがあって、それぞれ星の数が違う。そのオレンジ色のボールがこの世界中に7個だけ存在する。そのボールを7個を集めたらこう唱(とな)える。「いでよ!シェンロ・・・」

ソ ラ :先生、僕はまじめに聞いてるんですよ!!完全にふざけてますよね?

エス太 :ソラは何かをしなければオーダーは通らないし、受け取るに値(あたい)しないと信じてるってことだろ?なら、そんぐらいした方が、何かやった気になるんじゃないか?

ソ ラ :いや、そういう不可能なやつじゃなくて、もっとこう、できそうなやつないんですか?

エス太 :しょうがね~な~。そんじゃ、あれを始めるか。

ソ ラ :あれってなんですか?

エス太 :エイブラハム流、宇宙へのオーダーやり方解説~~~!!ありがとうございます。ありがとうございます。いやぁ~、拍手がなりやまない。ありがどうございます。

ソ ラ :誰も拍手してませんって。一人で何やってんの?マジで。

エス太 :え~、それではですね、エイブラハム流、宇宙へのオーダーのやり方を説明します。

ソ ラ :よっ!待ってました。

エス太 :ズバリ、その方法はですね。

ソ ラ :その方法は?

エス太 :生きてください!!以上、解散!!

ソ ラ :えぇぇぇえええ~~?

エス太 :みなさん、お忘れものが無いよう、速やかにお帰りください。

ソ ラ :ちょっと待ってくださいよ。生きるだけでオーダーってどういうことですか?

エス太 :前にも言ったろ?願望実現のステップ1だよ。俺たちが生きていれば勝手に様々なことを体験する。その度に好みが明確になるだろ?「あれは好まない、これが好みだ」とか、「あんな経験がしたい、こんな経験はしたくない」ってな。それが、オーダーだよ。

ソ ラ :でも、なかなか現実にならないと、僕の願いを本当にソースは理解してくれているのかって心配になるんですよ。

エス太 :いいか、ソースの正体は内なる自分だぞ。つまり、お前自身だ。なんなら、お前以上にお前のことをよく知っている存在がソースだよ。そして、その存在がお前の願いに真っ直ぐフォーカスして、そこにたどり着けるようサポートしてくれているんだ。

ソ ラ :確かに、ソースは内なる自分でしたね。

エス太 :そして、ソースは無条件の愛だ。無条件の愛で、全ての人をサポートしてくれている。でもな、多くの人は、何かアクションを起こさなければ、努力をしなければ、何か対価を支払わなければ、価値を証明しなければ、自分は願いを受け取るに値しないと勝手に思い込んでる。ソースはそんなものの証明を求めちゃいない。ソースはな、ただ無条件に愛し、ただ無条件に与えるだけだ。そして、全ての人が、ただそれを受け取るに値する価値ある存在なんだよ。それを思い出せ。

ソ ラ :そっか。自分には受け取る価値があるんだ。だから、特別に何かをしなくてもただ受け取っていいんですね?

エス太 :あぁ。でも、それを信じられない人は、アクションで何とかしようとする。頑張って未来をイメージしてみたり、「ありがとう」と繰り返し言ってみたり。でもな、俺たちがイメージできることなんてたかが知れてる。ソースはな、それ以上を知ってるし、それ以上を与えようとしてくれている。それにな、べつに「ありがとう」と繰り返し言わなくたって、受け取っていい。それだけの価値があるんだよ。まぁ、言ったって全然いいんだけどな。何を信じても自由だ。

ソ ラ :そうなんですね。

エス太 :ちなみに、望む未来をあたかも今、手に入れたようにイメージすることを、ビジョアライゼーションと言ったりもするんだが、もしそれをするのであれば、何かを叶えるためや、オーダーするためにするのではなく、それをイメージしている時が気分がいいからという理由だけで行うといいそうだ。

ソ ラ :なるほど~。ビジョ、ビジョアリャ、ビジョアリャリ・・・わかりました。

エス太 :もし、ソースに対して、支払う対価があるのだとすれば「気分のよさ」くらいだよ。俺たちが意図してやるべきことはオーダーではなく、受け取ることなんだ。ただアラインして、ソースからすでに与えられてるものを遠慮なく受け取ればいい。べつにオレンジ色のボールを探さなくてもいいんだ。

ソ ラ :ビジョアリャリジェ、ビジョアリャイジェ、ビジョアライジェ・・・わかりました。


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