おとうさんからたいせつなきみたちへ　４２　「人間関係でモヤモヤを感じる時」

人間関係でモヤモヤを感じる時

前にも触れているが、人間関係において何かコントラストを体験した時、自分とソースとの関係以上に大切なことは何もない。
人との関係を何とかしようとするよりも、ソースと繋がることこそが重要なんだ。

ソースと繋がることをエイブラハムは「ソースとアラインする」という。

最近、こんな相談を受けた。自分に怒りをぶつけてくる人がいて、その人と一緒にいない時でも、そのことを考えモヤモヤするというもの。
詳細には書かないが、まぁ、そんな感じだ。

この本をここまで読んできた君なら、その解決方法がいくつかわかるかもしれないな。

もし、君を攻撃してくる人がいたとして、その人はいったい何と闘っているのだろう？君か？
違う、その人は誰かを攻撃している時、自分自身と闘っているんだ。
そもそもその人ががソースとのアラインから外れただけの話だ。君とは何の関係もない。
それを君自身がソースとのアラインから外れる理由としなくてもいい。
他の誰かが君とソースとの関係を邪魔することはできないんだ。もし君がソースとのアラインから外れることがあれば、それは君自身の思考と抵抗によってのみなんだ。

お父さんや君たちは、他の誰かの引き寄せているものを変えることはできない。
誰しも、自分自身の引き寄せにしか、力を働かせることができないんだ。それが、例え家族や近しい存在であってもだ。
だからこそ、君は君自身の引き寄せだけを意識していればいい。つまりは感情を意識することだ。
でも、君がソースとアラインしていれば、アラインしていない人の１００万倍の影響力があり、他の人たちに良い影響を与えることはできる。

もし、誰かが、他の相手から怒りをぶつけられたとして、その人にできる最も有効なことは、気をそらすこと。フォーカスをずらすことだ。
ネガティブな思考に勢いがつく前の方がフォーカスはずらしやすい。
別のことを考えてみたり、好きな音楽を聴いたり、好きな食べ物を食べてみたり、風呂に入ってリラックスしてみたり、ペットを飼っているならペットを撫でてみたり、気分の良いことを考えるんだ。その方法は様々ある。

「んなこと言ったって、今怒りをぶつけられて、いきなりフォーカスをずらすなんて無理だよ」と言いたくなるよな。

人の思考は誰も覗けない。だからこそ、今どんな立場で、どこにいようと関係なく、人は頭の中で自由にきれいなビーチに行き、リラックスすることはできるんだ。

もし、ネガティブな思考に勢いがついて、フォーカスを外すことが難しいなら、昼寝が有効だ。
昼寝は活性化した思考をリセットすることができる。
そして、もう一つの方法が瞑想だ。
思考を静めるという意味では同じようなものだが、この瞑想もかなり、有効な手段だ。

そもそもなぜ、人間関係のコントラストでモヤモヤするのか？
それは、例えば君がコントラストを体験した時、望みが打ち上がり、ソースが拡大し、ソースはその解決の波動で待っている。
君が、もし過去に起きた出来事にフォーカスし続け、ネガティブな感情でいたとすると、最先端に拡大し続けているポジティブな存在、ソースとの間にギャップができる。
そのギャップを感じていることこそがモヤモヤの正体だ。
君が「気分の良くなる何か」にフォーカスした時、君自身の波動のチャンネルは「問題」から「解決」に切り替わり始める。
気分が良い時の波動は、ポジティブなソースの波動により近い状態だからだ。

君がソースとアラインすれば、人間関係だけではなく、あらゆる問題は解決に向かい始める。
だからこそ、ソースとの関係が大切なんだ。

もう一つ、これは、もしできるならばでいいが、愛のある視点で相手を見てあげてほしい。
そもそも、我々はみんな、純粋な愛の存在なんだ。
もし、その人の素晴らしいところにフォーカスできれば、その人の素晴らしい部分をより引き出せる。
君自身がソースとのアラインから外れず、そんな愛のある視点で見てあげることができたなら、その相手との人間関係もより良くなるだろう。
それこそが、ソースの視点で相手を見ている状態だからだ。

これから、君が生きていく中で、人間関係のコントラストを感じることがあるかもしれない。
そんな時、この話が少しでも手助けになれたらお父さんは嬉しく思う。

大丈夫、この世界はいつだって君に優しい。
ソースの力を借りて、これからも君自身の人生を楽しんでいくといい。