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おとうさんからたいせつなきみたちへ 43 「目標に大切なこと」

目標に大切なこと

今回も目標の設定について、少しだけ説明させてほしい。
これまで、目標設定に係わることを様々書いてきたな。
「目標の設定は大まかでいい」、「喜びを求めること」、「旅の途中に喜びを見いだすこと」など。
実は、これらについて、共通することがある。君は気づいたかな?

これらの目標の設定に共通すること。
それは、「感情を目標にする」というものだ。

普通君たちが生きていく中で「目標設定」というと、数字だったり、結果だったり、勝ち負けだったり、業績だったりという、「目に見えるもの」がほとんどだろう。
テストの点数や試験の合否。試合の結果、つまり勝敗。職場に入れば周りの人たちよりいかに優れた存在でいられるか。お金。今の時代で言えばフォロワー数なんかもそうだろう。
他にも例をあげればきりがない。

これらを目標としている時、人は何を求めているのだろうか?
おそらくそれは、それらを達成した時の「感情」だろう。それらを達成した時、「自分の価値」を感じ、気分良くなれるかられるからだろう。

たくさんの人はそれを手にいれるために、多くの努力をする。
今を我慢し、今を犠牲にし、努力して、いつか自分の価値や気分の良い感情を手にいれるツールとして、数字や勝利を求める。

決してそれが悪いという訳ではない。
もちろん、その目標が達成した時には喜びを感じられるだろう。
達成できなかったとしても、それらの経験はコントラストとして、新たな願望の拡大につながる。

ほとんどの人がしている目標設定はこうだ。
「目標達成」したから「良い気分」「価値の実感」

でも、お父さんが君にすすめること。
それは、感情を目標にすること。
ある特定の見える何かを目標にすることもいいが、先に、そこにある感情に目を向け、その感情を目標にしてみてほしい。
つまり、「目に見えないもの」を目標にするというものだ。

君は、どんな感情を感じたいんだ?
幸せを感じたいのか?
感謝を感じたいのか?
喜びを感じたいのか?
情熱を感じたいのか?

先に、その感情を探してみてほしい。
過去の経験から、その素晴らしい感情を見つけ出すこともいい。
未来を思い浮かべ、そのワクワクした感情を見つけ出すこともいい。
君が感じたい感情を見つけたのなら、そこに浸ってみてほしい。

今、何も達成していなくても、幸せや喜びを十分に感じていい。
今はまだ何もしていなくても、君はこの瞬間、喜びを感じ、成功者になっていい。

先に感情を実現するんだ。
いいか、大切だからもう一度言うぞ。

先に感情を実現するんだ。

そして、その感情から生まれたインスピレーションを行動に移す。
もし、何を行動に移せばいいかわからない場合は、その感情にもっともっと長~く浸っていていい。
その感情を味わいながら、ただ気分良くいていい。
いつか、ソースが必ず、必要な行動を教えてくれる。
だから、ソースを信頼し、安心して、身を委ねていい。

そして、何度も言われすぎて、君はもうわかっているだろうが、君には価値がある。
何かを達成しても、しなくても、君には無限の価値があるんだ。
だから、君は数字にとらわれなくていい。
数字や勝敗は君の価値を上げてはくれない。
そもそも君が自分の価値を疑わないかぎり、君の価値が落ちることはない。
君はただ存在するだけで、素晴らしい存在だ。
君は唯一無二だ。

かんちがいしないでほしいことは、夢や願望を諦めて、感情のみに目を向けると言うことじゃない。
夢や願望は抱いていい。
君は多くを望んでいい。
そしてお父さんや君たちは夢や願望を諦めることはできない。
これについては、また後で話そう。

ここで言いたいことは、その夢を叶えるために、今この瞬間の感情に目を向けようというもの。
感情の実現は、立派な願望実現なんだ。

そして、君がその感情を十分に味わった時、その感情に合った現実が引き寄せられる。
この宇宙で最も強力に作用する力、「引き寄せの法則」によってだ。

つまり、お父さんがすすめているのは、
「良い気分」「価値の実感」したから「夢の実現」の流れだ。

感情の実現、それによって、人生がどう展開していくのか、試してみるといい。

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