エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その14 ソース
前回のあらすじ
こんにちは、ソラです。
僕の正体はどうやら、純粋でポジティブな愛の戦士、その名もサイボーグ戦士アイアンマスクだそうです。
そして、その手から放たれるエネルギーはまるで、電気のようなんだとか。
そのエネルギーに抵抗する悪の軍団ネガティブシンキングが、人々に与えられた若さや健康、豊かさ、いい人間関係をはばんでいるのだそうです。
行け、サイボーグ戦士!!負けるな、サイボーグ戦士!!人々にピュアポジティブエナジーを届けるその日まで!!
エス太 :お前さ、今年で確か24だよな?
言ってて悲しくならね~の?
俺はさ、今のお前を見て、何とも言えない感じだよ。
何だよ、この沸いてくる、何とも言えない感情は。
初めての感覚だよ。これが・・・虚しさってやつかな・・・。
ソ ラ :ちょっと~!!せめていつものように、激しくツッコんでもらっていいですか?
おいぃっ!!とか、まてまてまてっ!!とか。
何を静かに引いちゃってるんですか!?
冗談に決まってるじゃないですか!
エス太 :いや、いいんだ。大丈夫なんだ。ソラ、人はな、自由なんだよ。お前も、自由でいいんだ。
ソ ラ :ちょっ、やめろ!その感じ。冗談だって言ってんだろ!
マジで冗談ですよっ!!いつもの小ボケですって。
エス太 :わかってる、わかってるから、もう大丈夫だから、もう何も言うな。大丈夫だから。
ソ ラ :いやいやいや、全然わかってない、その感じ!!
あ~ぁ。終わったわ。
また変なキャラが根付いてしまった・・・。
僕、また今年も彼女できないんだろうな~。
エス太 :気持ちを切り替えて、今日は、前回の続きを話そうと思う。
俺たちと常に繋がっている、純粋でポジティブな愛のエネルギーを、エイブラハムは「ソース」と呼んでいる。
まぁ、名前なんてのは、何だっていいんだけどな。
ソ ラ :ソース・・・ですか。
エス太 :このエネルギーに対して人々はいろんな呼び方をしてきた。
ある科学者はそれをエネルギーや周波数、波動と呼んだりもした。
宗教はそれを神と呼んだりもした。
自己啓発や心理学では、潜在意識だと呼ぶ人もいた。
さっきも言ったが、呼び方は何だっていい。
ただ、「神」という言葉はあらゆる宗教の教えや、様々な人の信念や概念がその純粋さに強くゆがみを与えるため、エイブラハムは神という言葉を使わない。
あと、「潜在意識」というのは意識の深いところ、人の無意識の部分のことらしいけど、エイブラハムは引き寄せの法則が作用しない部分だとはっきり言っているんだ。
つまり、ソースエネルギーが俺たちに作用するのは俺たちが意識している部分、フォーカスしていることに対してだ。
ソ ラ :ソースと、引き寄せの法則にはどんな、関わりがあるんですか?
エス太 :ソースは無条件の愛で、全てのいいものを俺たち全員に与え続けているんだ。
そして、それを受け取るかどうかは、俺たちがそれに抵抗しているかどうかだけの話しだ。
ソースがいいものを俺たちに与えるのに、条件はないんだ。
もし、受け取ることに条件があるのだとすれば、あえて言うなら、リラックスすること、ゆるむこと、気分よくいることだけだ。
そうすると、抵抗がやわらいで、あらゆるいいものが流れ込んでくる。
そこには、「気分がいいと気分がよくなるような物事が与えられる」という、引き寄せの法則がちゃんと作用しているんだ。
ソ ラ :そんな簡単でいいんですか?そんな簡単なことで成功するんですか?
エス太 :そうだ。
ソ ラ :でも、行動は必要ですよね。リラックスだけしていても、お金はやってこないじゃないですか?
エス太 :まぁ、気持ちはわかる。行動することはもちろん悪いことじゃない。ただ、そこには順番があるんだ。
行動については、またいつか話すよ。
ソ ラ :そうなんですね。早く聞きたいです。
エス太 :まぁ、覚えてたらな・・・。まずは、リラックスしていろ。それも一つの行動だ。
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