エイブラハムをかじっただけの男と弟子 その8 キャラクター紹介に物申したい
ソ ラ :先生、見ましたか?あれ。
エス太 :あぁ、あれはちょっと、ヒドイな。
ソ ラ :ちょっとこれは、抗議したいですね。
エス太 :そうだな。呼び出すか、アイツを。
ソ ラ :そうですね。
そうして、エス太は天に向かって呼び掛け始めた。
エス太 :おーい、ちょっとー、ちょっとー、ちょっとー。
マッキー:うるさいな~。何?もぉ~。今から昼寝なんだけど~。
エス太 :いや、ちょっと降りて来いって、
マッキー:いや、ムリだって、今こたつに食われてるって。主に腹部くらいまで食われてるって。
エス太 :いいから、ちょっと。一回、一回来てみ。
昔から言うだろ?新車買うのと、こたつから出るのは勢いだって。
マッキー:いや、聞いたことね~よ。何?そのわけのわからない名言。誰が言ったの?
ソ ラ :こ、この感じ。この、グータラな感じ。そっくりだ。
マッキーさん、先生にそっくりだ。
エス太 :まぁまぁまぁ、一回座ろうか。そこ座ろうか。
マッキー:ほんと、何?俺、なんかした?
エス太 :聞いたか?ソラ。「俺、なんかした?」だとよ。
ソ ラ :聞きました。あれだけのことをしておきながら、とぼけるなんて、許せませんね。
エス太 :だな。
マッキー:何が?ちょっと俺が何したか言ってくれる?
せっかくの昼寝タイムを邪魔してくれちゃって、内容によっては黙っちゃいないからな。
ソ ラ :このシリーズの「その3 キャラクター紹介」の件です。
マッキー:え~とですね・・・すいませんでしたぁぁ。
エス太 :一応罪の意識はあるんだな。
ソ ラ :そうですね。マッキーさん、僕のプロフィール欄、完全に遊んでますよね。
マッキー:はい、すいませんでした。完全にやってしまいました。では、失礼します!ありがとうございました!
エス太 :まてまてまて、なんで今帰れると思った?
マッキー:いや、勢いと流れでいけるかなと・・・。
エス太 :「いけるかなと」じゃねーわ。
ソ ラ :まず、僕の性格のところね。マッキーさん何て書きました?
マッキー:いやぁ、どうだったかなぁ~。まじめで優しい・・・とかだっけかな~。
ソ ラ :全然違います。「なんていうか、クソまじめ。ボケない。あんまりおもしろくない」です。
エス太 :あちゃ~。それはひどいわ。
マッキー:確かにヒドイわ。え?それ、ほんとに僕が書きました?
エス太 :お前以外に誰が書くんだよ?他にいねーだろ?
マッキー:あ、もしかしたら、その時3日間くらい寝てなかったからそれで、もしかしたらそうなったのかもしれないなぁ。
エス太 :寝てなくてもそうはならないだろ。こいつなかなか、ヤバイな。
ソ ラ :しかもですよ。性別のところ、僕だけ、「雄」って書いてあるんです。
エス太 :なんか、すごいな。もう、言葉にできないわ。
マッキー:まぁまぁ、ちょっとした、遊び心じゃないですか。
本人も反省していることですし、今回の件は多めに見てもらって、今後の僕をみんなで見守っていきましょうよ。
エス太 :え?え?どういう立ち位置でしゃべってんの?なんかもう、こわいんだけど。
何がこわいって、こいつ「エス太は僕自身をモデルにしている」って言ってたことがこわいんだけど。
え、俺のキャラモデル、こいつなの?
イヤだよ~、俺の人生終わってんじゃん。
ソ ラ :確かに先生と、マッキーさんはめちゃくちゃ似てますね・・・。
なんか、今回は誰も得しない回になってしまいました。
マッキー:なんかさ、お詫びに、3人で飯でも食いに行かない?
ソ ラ :そうですね。
マッキー:カレーでいいか?
ソ ラ :はい。
エス太 :俺のキャラモデル、マジでこいつなの?・・・。
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