マガジンのカバー画像

第3章 働いて自立する~未来に繋ぐ

12
「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載してい…
運営しているクリエイター

#労働

🅂1 働いて自立する

「A little dough」 第3章 働いて自立する 🅂1  第2章では、ライフ・デザインやファイナンシャル・プランについて検討ししてきましたが、第3章では「働いて自立する」というテーマを考えていきます。第2章で検討した私たちのライフデザインにおいて、とても重要な部分です。なぜなら「働く」という部分に、「私たちの人生の大半の時間を使う」という現実があるからです。 ➤成年となり、社会人となり、一人前の大人になる  未成年が成年になると、契約の締結などの民法上の権利を本

🅂7 自由を求める先のFIREとは

「A little dough」 第3章 働いて自立する 🅂7  前回、本田静六氏の著作からブレンタノ博士の言葉を引用しましたが、その中に「金の為に自由を制せられる」という件がありました。今回はその自由という言葉から出発して、最近よく紹介されている「FIRE」について考えてみたいと思います。 ➤労働と自由との関係  まず労働と自由(拘束)の関係についてですが、経済的な自立とは実質的な意味での個人の自由を担保するもの、といっていいと思っています。もちろん国民としての義務やコ

🅂2 自己管理能力(1)

「A little dough」 第3章 働いて自立する 🅂2 (自己管理能力1)  さて、前回は働くことには、①衣食住を満たし社会の一員としての「生活基盤を支える労働」と、②それ以上の「+αの労働」がある、という考え方を記載しました。しかしどちらにしても、まずは仕事にありついて、生計を立てなければそんな区分は何の意味もない、といわれてしまいそうです。尤もな話なので、まずは働くために必要な「自己管理能力」について考えるところから始めてみたいと思います。 ➤社会人としての基