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序章 "a little dough"

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「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載してい…
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最初に考えた a little dough の意味

▽チャップリンの映画、ライムライトに出てくる言葉。 ”Yes, life can be wonderful, if you're not afraid of it. All it needs is courage, imagination, and a little dough” そう、人生はすばらしい。恐れてはいけない。必要なものは、勇気と想像力、そして少しばかりのお金。 この言葉の力点は前半にあって、後半では忘れてはいけないことを付け足しています。(未来を)恐れることな

宝くじ…そして芝濵 (2)

▽引き続き映画「億男」のレビューです。前回は一男の家族の視点で書きましたが、今回は親友の九十九との視点です。 ▽九十九は同じ大学の落研のメンバーで、「芝濱」を得意の演目としていました。芝濱は、古典落語の人情噺ですが、大金を手にした魚屋が道を外しそうになるところを、嫁の機転で切り抜け、二人で充実したいい人生を送るという話です。九十九自身も、学生時代にアルバイトで貯めたお金を少しづつ株式に投資して、結果的にはツキも味方して、一億円もの大金を手にしまうという設定です。この時、九十

宝くじ…そして芝濵 (1)

▽「億男」という映画を見ました。この映画は、ストーリーの元ネタとして、「芝濱」という古典落語がベースにあります。人生とお金と幸福について、考えさせてくれるお話です。 (あらすじ)主人公の一男(佐藤健)は、図書館の司書をしていますが、兄の保証人になって3千万円の借金を抱えてしまいます。夜もアルバイトをして懸命に借金を返そうとしますが、次第に疲労も重なり、娘のバレエの発表会の費用すら重くのしかかってきます。彼は妻の万左子(黒木華)に、娘のバレエを辞めさせる相談をしますが、妻は「