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第2章 プランを考えてみる~未来と向き合う

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「A Little Dough」はこれから社会人になる人、あるいはこれからのライフデザインを考えている人達の参考になるような「パーソナル・ファイナンスの考え方」について記載してい…
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2022年10月の記事一覧

🅂6 ラフ・スケッチを繰り返す

「A little dough」 第2章 プランを考えてみる 🅂6 ➤人生はベクトルの連続、結果はその時々の断片図  さて現時点の自分の価値観と何年か先のビジョンがあれば、ベクトルをたてることができます。ビジョン(結果)をイメージすることで、ベクトル(プロセス)がたちますから、ビジョンが大事なように思えますが、実際ライフ・デザインで重要なのはベクトル(プロセス)です。もちろんビジョンは励みになりますが、ベクトルを実践しなければ何も生まれません。結果はその時々に、自分のイメー

🅂5 ライフデザインシートの作り方(3)

「A little dough」 第2章 プランを考えてみる 🅂5 ➤大聖堂で働く三人の石工  さて今回は前回やり残した「人生の目的」について考えてみます。  ジョン・ケイ(英・金融ジャーナリスト)は、著書「想定外」のなかで、目的や目標の考え方を示す為に「中世の大聖堂で働く三人の石工」の話を以下のよう紹介しています。  この三人は皆石を切り出すという同じ仕事をしていたにもかかわらず、返答は三通りでそれぞれ違います。 ① 事実のみを伝えた最初の石工(基礎となる行動) ②

🅂4 ライフデザインシートの作り方(2)

「A little dough」 第2章 プランを考えてみる 🅂4 ➤ゆっくりとしたアプローチ  前回に引き続き「ライフデザインシート」の作り方について考えていきます。前回は「自分自身の価値観」と「10年毎のビジョン」について記載しました。しかし「価値観」については、もう一つ腹落ちしないといった声が聞こえてきそうです。価値観やこれから取り上げる「人生の目的」「モットー」などもそうですが、すぐに答えがでるとは限らないものです。しかし、少し時間をかけながら考えていくと、自分にと

🅂3 ライフデザインシートの作り方(1)

「A little dough」 第2章 プランを考えてみる 🅂3 ➤ライフデザインシートとラフ・スケッチ  前回はラフ・スケッチ(ライフ・デザインとベクトル)のグラフを掲載しました。これは、まずライフ・デザインの具体的なイメージをつかむために掲載したのですが、実際はラフ・スケッチを描くためには、下の「ライフデザインシート」というものを使います。 「ライフデザインシート」を作れば、ラフスケッチは勝手に出来上がります。一度イメージしてしまえば、ラフスケッチは頭の中にあればいい

🅂2 未来のラフ・スケッチ

「A little dough」 第2章 プランを考えてみる 🅂2 ➤ラフ・スケッチ(ライフ・デザイン)  前回はライフ・デザインの概要について記載しましたが、今回は「ラフ・スケッチ↓」というグラフを使って、ライフデザインのイメージを具体化していきたいと思います。 ーラフ・スケッチの縦軸は価値観の充足度  下の「ラフ・スケッチ」というグラフは、縦軸に「価値観の充足度」、横軸に人生の時間軸をとっています。凡例に記載の通り、ブルーのベクトルは「仕事」というカテゴリーを表してい