私は童話「親指姫」が嫌いだ

初めましての方もそうでない方もこんにちは。
湯島にあるメイド喫茶最果て(https://twitter.com/saihate_maid?s=21)
でお給仕をしているあかりです。
noteを使うのが初めてなので、読みづらいかもしれませんが....よければお付き合いください。

今回はアンデルセンの代表作の親指姫を大人になって読んでみたら軽くショックを受けてしまったよという話です。あらすじ知ってる前提で書くので読んだことないよ〜とか忘れちゃったよ〜って人はwikiとか読んでみてね。

親指姫、全然めでたくないよ〜

お伽噺はだいたい「めでたし、めでたし」で終わるけれど、親指姫....めでたいか?と思ったので、めでたくないポイントを大きく2つにまとめました。

めでたくないポイント1
困ったら泣いてみんなになんとかしてもらってるとこ

親指姫、困った時に泣いてしかいないんです。泣いて助けてもらって、力がないからまた流されての繰り返し。自分の力で自分の人生をコントロールしようとしてないんです。常に他力本願。人生なめんなよ〜と思ってしまいます。また、そういう生き方しかないのかな、とやるせなさを感じます。

めでたくないポイント2
王子様と結婚できた!やった!幸せになった!とこ

アンデルセンがこの物語を書いた時は、女の子の幸せは間違いなく「王子様と結婚する」だったと思うんです。でも今の時代はそうじゃないから、そこでギャップを感じてしまうんです。私は。でもここにギャップを感じないで、そうなんだ〜これが女性の大衆的な幸せなんだ〜って思ってしまう人もいるんじゃないかと思っていて.....

要するに。

私は親指姫を読んだ人たちに(大人も、子供も)「王子様と結婚することが女の子にとって幸せなんだ」と思ってほしくないんです。王子様と暮らすのが女の子の幸せだなんて思われたくないんです。特に小さい子供は絵本で世界を広げます。私は小さい子が親指姫読んだ時に「これが女の幸せか」って認識してほしくないんよ、どうしても。とっても嫌なんだーー!

これが私が親指姫がめでたくないなーと思う理由です。自分の力で生き方を決められず、流されまくって強要されて泣いて可哀想がってもらって助けてもらって、地位と財力がある男と結婚して経済的に依存して生きていくのなんか、全然めでたくない。めでたくないんよ。


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