J3残り10試合!J2昇格プレーオフ進出に必要な勝ち点を過去シーズンから計算してみた
はじめに
みなさんこんにちは。松本山雅FCサポーターのKirinです。今回の記事がnote初投稿となりますが、松本山雅のこと、J3のことなど気の向くままに色々と書いて行ければと思います。よろしくお願いいたします。
さて、初投稿の今回は、残り10試合となったJ3の終盤戦、優勝、昇格、プレーオフに必要な勝ち点を過去のシーズンから考察してみようと思います。(本当は松本山雅FCが優勝争いしていて、優勝に必要な勝ち点を計算する予定だったなんて言えない…)
今回は過去5シーズン(2019~2023)のJ3の結果から、優勝(1位)、自動昇格(2位以内)、昇格プレーオフ(6位以内)に必要な勝ち点を計算しました。2019, 2020, 2022は18チーム制、2021は15チーム制、2023は20チーム制とシーズンによってチーム数が異なるため、1試合平均勝ち点で比較しています。
優勝に必要な勝ち点
まずは優勝に必要な勝ち点です。
過去5シーズンの優勝チームの1試合平均勝ち点は、以下の通りでした。
この結果から、1試合平均1.90以上が優勝の目安でしょうか。2020の秋田、2022のいわきのように、1試合平均2.00を超えるシーズンもありますが、基本的には1.90以上で優勝が見えてきそうです。
ここで、今シーズン残り10試合となった現時点での首位、大宮アルディージャの勝ち点を見てみましょう。
…。過去5シーズンと比較しても異常に高い数字に、驚きを禁じ得ません…。20チーム38試合制の今シーズン、仮に1試合平均勝ち点1.9を目指した場合、38×1.9=72.2から、73点ほどあれば優勝できることになります。大宮は残り10試合、3勝すればほとんど優勝確定でしょうか…。残り10試合はほどほどに、J3の他のチームにも翼を授けていただけると他のチームは喜びそうです…(と思いましたがすでに松本との対戦は終了しているので、10連勝していただいて構いません。)
自動昇格に必要な勝ち点
次に、自動昇格(2位)に必要な勝ち点を考察します。
過去5シーズンの2位チームの1試合平均勝ち点は、以下の通りです。
2位の勝ち点の平均は1.83(2023シーズンを除くと1.88)ですが、シーズンによって幅があることがわかります。特に昨シーズンは2位の鹿児島が1.63と他シーズンと比べても非常に低い数値で昇格しており、優勝した愛媛FC(1試合平均勝ち点1.92)以下、2位を争ったチームが拮抗していたことがわかります。
実際、この自動昇格争いは例年非常に僅差で、過去5シーズンのうち3シーズン(2019, 2021, 2023)で2位と3位の勝ち点が等しく最終的には得失点差で、2020も2位相模原と3位長野が僅か勝ち点差2、2022も2位藤枝と3位鹿児島が勝ち点差1で決着しています。
今シーズンも自動昇格である2位争いはギリギリの決着になって来るのではないでしょうか。
現時点での2位、FC今治の勝ち点を確認してみましょう。
昨シーズン鹿児島の1.63を例外と捉えると、1.89は例年通りの勝ち点と言えるでしょう。3位の富山が勝ち点49の1試合平均1.75であることを考えると、今治が一歩リードしていることがわかります。今後の展開にも注目です。
昇格プレーオフに必要な勝ち点
最後に、昇格プレーオフに必要な勝ち点を確認してみましょう。前提として、昇格プレーオフは2024シーズンからの制度のため、昨シーズンまでの結果はあくまで参考です。(プレーオフがない場合、シーズンの最後に6位以内を目指すモチベーションが特にないため、チームの戦い方も変わってくると思われます。)
過去5シーズンの6位チームの勝ち点は以下の通りです。
こちらも2位同様、シーズンによってバラつきがあります。平均を取ると1.574になるため、38×1.574=59.812から、38試合での目安の勝ち点は約60ということになります。大体それくらいが6位のラインになるでしょうか。
現時点での6位、FC大阪の勝ち点を確認してみましょう。
2021の岐阜、2023の鳥取とほぼ同じ数字になりました。残り10試合でこの6位のラインが上がるのか下がるのか、注目です。
残り10試合の勝敗目安
最後に、残り10試合で到達可能な最終勝ち点とその勝敗パターンを以下にまとめました。今回は「残り試合数=追いつける勝ち点差」という、Jリーグサポーターの間でよく言われる指標を参考に、2位のFC今治から、現在6位のFC大阪の勝ち点41から10点差、勝ち点31の16位長野パルセイロまでを対象にしました。(首位の大宮は優勝と仮定しています、優勝を目指す2位以下のサポーターのみなさん、すみません…)
これまでの予想から、優勝ラインを1試合平均勝ち点1.92=勝ち点73(といっても今年はもっと高くなりそうですが…)とし、自動昇格ラインを1試合平均勝ち点1.79=勝ち点68、昇格プレーオフ進出ラインを1試合平均勝ち点1.58=勝ち点60と仮定しました。
以下の表が最終的な到達勝ち点と、その勝ち点を獲得する勝敗パターン(3-4-3なら3勝4分3敗)です。チーム名の下に現在の勝ち点を記載してあります。また、福島と讃岐は1試合未消化があるため、残り11試合で到達可能な勝ち点になっています。稚拙な表ですが参考になればと思います。
この表から、勝ち点43以下の沼津、北九州、大阪、金沢、相模原、福島、松本、八戸、琉球が自動昇格の2位以内を狙う場合、残り10試合でほとんど全勝を求められることがわかります。もちろん可能性は0ではありませんが、厳しい条件のため、自動昇格争いは実質今治と富山に絞られたのではないでしょうか。
一方、勝ち点60のプレーオフラインはまだ多くのチームに可能性があると言えます。勝ち点34以下の鳥取、岐阜、讃岐、長野はほとんど全勝ペースを求められますが、勝ち点39で並ぶ福島、松本、八戸、琉球は7勝以上、沼津、北九州、大阪、金沢、相模原は5~7勝でプレーオフ進出といった感じでしょうか。残り10試合も目が離せません!
松本サポとして
最後に松本サポとして残り10試合の期待を記しておきます。前項までで確認したように、プレーオフ進出ラインを勝ち点60とした場合、残り10試合での目標勝ち点は21、つまり7勝0分3敗、6勝3分1敗以上といった感じでしょうか。現時点での1試合平均勝ち点が1.39の松本にとって、残り10試合で1試合平均勝ち点2.10を目指すのは非常に高い目標であることは間違いありません。
残り10試合の対戦カードは、讃岐、奈良、長野、金沢、鳥取、YS横浜、宮崎、盛岡、琉球、沼津です。これらの10チームとの前半戦の対戦成績は、以下の通り5勝4分1敗(1試合平均勝ち点1.90)と、悪くはありません。前半戦勝利した相手にはそのままのイメージで再び勝利を、引き分けた、負けた(cf. 金沢の悪夢)相手には再び同じ結果になることがないよう、頑張ってほしいものです。
第1節 宮崎 1-2 松本
第2節 琉球 2-2 松本
第3節 YS横浜 1-1 松本
第5節 松本 1-0 盛岡
第8節 金沢 6-1 松本
第9節 奈良 2-2 松本
第10節 松本 2-1 讃岐
第16節 鳥取 0-4 松本
第17節 松本 4-0 沼津
第19節 松本 1-1 長野
おわりに
今回は、過去5シーズンの結果から残り10試合の優勝争い、自動昇格争い、昇格プレーオフ進出争いについて考察しました。
初投稿で拙い文章ではあったと思いますが、最後までお読みいただきありがとうございました。
松本サポとして松本の昇格を祈りつつ、J3で上位を争うそれぞれのチームが死力を尽くし、熱い戦いが繰り広げられることを祈っています!
残り10試合、サポーターも熱く盛り上がっていきましょう!
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