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FRJ2024:ふるさと納税等を活用したNPO支援、団体側としてはどうすればこの仕組みに参加出るのだろう?

前回のnoteに引き続き、FRJ2024オンデマンドセッションのメモです。
一つ前に拝聴したのが佐賀県のCSO誘致・ふるさと納税を活用したNPO等への支援のセッションだったので、理解を深めるために、同じふるさと納税がテーマのセッションを視聴しました。

ガバメントクラウドファンディングのこれまでとこれから

スピーカー:宮内俊樹さん、荒井聡さん(株式会社トラストバンク)

このセッションは一言で言うと、ふるさと納税ポータルサイト「ふるさとチョイス」の運営を行う株式会社トラストバンクさんが、ふるさと納税型のクラウドファンディング「ガバメントクラウドファンディング」の最新の状況や傾向を紹介してくださっているセッションです。

達成率が高いプロジェクトのジャンル、プロジェクト数が多いジャンル、プロジェクト数が多い自治体など、ガバメントクラウドファンディングの最新の状況や傾向を知ることができるセッションでした。
また、ふるさと納税を活用した寄付の特徴として、「富裕層からの寄付」という点は「なるほどー」と思いました。

団体側としては、この仕組みにどうすれば参加できるのだろう

個人や団体等がプロジェクトを立ち上げる通常のクラウドファンディングと違い、ふるさと納税の仕組みを活用したガバメントクラウドファンディングは自治体が立ち上げるもの、ですよね。
「団体側としては、どうすればこの仕組みに参加出るのだろう?」と思ったので、調べてみました。

ふるさとチョイスさんのサイトに、プロジェクトを立ち上げたい側へのご案内ページは見つけられず…。

インターネット検索で「ふるさと納税 NPO 募集」などと検索すると、いくつかの自治体の公募ページがヒットしました。

さらに、私がプロボノとして関わっている団体が事業を提供したことがある自治体や、自分が住んでいる関西圏の自治体を中心に検索してみたところ、例えば以下のようなページが見つかりました。

名古屋市:なごやNPO応援事業

すでに終了した令和5年度の情報ですが、以下のふるさとチョイスさんのガバメントクラウドファンディングの支援先募集が、こちらの名古屋市市民活動推進センターのウェブサイトに掲載されていました。
キャッチコピーコンテストの得票数に応じて資金が配分される、という仕組みが面白いです。

京都市:はぐくみ未来応援事業

こちらもすでに締め切られた令和5年度の情報ですが、ふるさと納税の寄付をもとに地域の子育て支援団体への助成を行う京都市の仕組み。ただしこちらは、ふるさと納税ポータルサイト経由ではないふるさと納税が対象のようです。

神戸市

ふるさと納税を通じて、登録された団体を応援する「団体支援寄附」の仕組みがあるようですが、公募情報のページなどは見つけられず。

岸和田市:岸和田市市民活動団体応援補助金交付事業

令和6年度の公募ページがありました。

自分の団体が活動している自治体の情報を、ウォッチしておくと良さそうですね💡

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