お盆休み

8月15日 今日はお盆休みをいただいて、実家に帰省しようと朝早くから水田の見回りをしていました。ふと、異変にきづきました。ぐるっと水田の周りをワイヤーメッシュで囲み獣害対策をしているのですが、水田に入る入り口のワイヤーメッシュが何ものかに倒されているのです。そこから中に入ると淡いくさを押しつぶして中を歩いた形跡がひろがり、その先にある水田に広がる稲があちこち倒れていました。思わず「やられた」と思い、すーと冷たい汗が流れ、ぞっとしましたが、まだ間に合う、何か手を打たない思いました。そう、瞬く間に猪に食べられてしまいます。近所に住んでいるスタッフと家族を呼び起こして、懇願して猪対策です。草をかり、草をどけ、電柵となる杭をうち、電柵線をひき・・・例年ならお盆のころになると少し秋めいてくるのですが、今年はそんな気配もなく、猛暑の中での作業でしたが、1日かかりで5000平米ほどの水田を囲みました。 家族やスタッフに感謝しながら、朝から冷や汗と滝のような汗をかいた一日でした。あーよかったと思いながら、次の日を迎える予定でしたが、なんとまあ次の日も違う場所から猪が入っているのでは、ないでしょうか。こんな5mmもあるワイヤーメッシュをまげて入っているのではでしょうか。恐れ多い、彼らも必死なのはわかるのですが、農家を精神的に、肉体的に、経済的に追い込んでいきます。

特徴的な鼻のイラストで猪だとわかるのですが、猪といば鼻。犬にも劣らない嗅覚の持ち主だそうです。どうして、2重3重に防護している私たちの圃場を狙うのか、猪に聞きたいところですが、どうも今頃はウンカ、カメムシ対策で近隣農家は農薬をまいたりしています。また、堆肥をしっかり施しているので、ミミズもたくさんいるのでしょう。そんな美味しいお米をめがけて私たちの圃場にきてるのだろう。来ているのに違いないからこそ、何とかお米を守ってお客さんに届けたいそんな思いでワイヤメッシュの手なおしをしました。

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