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救いの手


昨日の晩、もう薬も回って寝ぼけていた時に友人から電話がかかってきた
ものの3分しか話してないみたいだったけれど
何を言ったかもさっぱり覚えてないけれど
無意識の中でも「君からの電話にでない」という選択肢を除外していたのは良かった

君の助けにはならなかったかもしれない
本当に申し訳ないと思っている
それでも君が唐突に差し出す救いを求める手に触れることぐらいは出来たのはまだ良かった

回りくどい言い方ですね
要するに、助けを求めてくれて嬉しかったです



大切な人が多い。


路上で突然泣き出して電話をかけたあの日に何時間も付き合ってくれた君

薬が効きすぎて吐きそうになっている私を、授業をほっぽり出して看病してくれた君

喧嘩別れをしたのに、数年後にもう一度話し合いたいと言って謝罪を受け入れてくれた君

私の身勝手な人体実験に何年か付き合ってくれた君

私の憎しみを浄化するように、他人への悪口を代弁してくれた君

夜中に不安定になって深酒をした時、背中をさすってずっと付き合ってくれた君



私が差し伸べた救いの手を、いろいろな人が取ってくれて今の私がいます
私をここまで生かしてくれた、大切な人です

せめてあなたが駄目になった時、救いを求められる私でありたい
いつでも帰れる場所でありたい
そう思ってます

私も菩薩ではないので、見ず知らずの人全てを救いたいと思うほどではないですが
せめて私を救ってくれたあなたには
今の私を見てくれているあなたには
一つの逃げ道でありたいです



わがままにはなりますが
どうか、どうしようもなくなった時には気負わず私に連絡をしてください
あなたが手を差し伸べてくれるなら、応えたいです

おやすみなさい


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