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ランプの明かりにコーヒーカップと花束を添えて

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短編小説。喫茶『洋燈(ようとう)』の常連客二人と、看板娘が織りなす、ほのぼの/物騒なお話です。
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2017年5月の記事一覧

なんか今日のんびりコーヒーを飲んでいたら、『先日投稿したお話で、由利君が脳天にペットボトルを食らうのはおかしいと』電波で受信したので、、、。

https://note.mu/a_hisano/n/n12c7e93b06cb

番外編(20xx+2)年9月◆お月様と炭酸水と葵さん。

番外編(20xx+2)年9月◆お月様と炭酸水と葵さん。



三渓園観月会。

色々なイベントが行われている中、急に葵さんが雑踏から離れた場所に誠志と藤四郎を引っ張っていった。

そこで、お月さまを三人で見上げる。

『実は、今日はこれをやるために来たの!』

葵さんが手提げのバッグから取り出したペットボトルの炭酸水のラベルをはがすと、頭上のお月様に向けて差し出した。

『何やってんだ?』

不審そうな顔で藤四郎が葵さんを眺める。

『お月様をボトルに閉

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