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VALORANT このゲームはあまりにもキツすぎる

まずいの一番に筆者のランクを書いておこう。ゴールド1だ。
……いや。正確には最高到達点はゴールド1のシルバー3だ。
そしてプレイ歴はシーズン1のact3からFPSというものを本格的に初めたぐらい。もちろん最初はアイアン2から始まった。

今日書きたいことを単刀直入に言うと、このゲームは気の弱い奴は一切やるべきではない。
俺は少しの緊張で手がブルブル震える体質だ。これは昔からそうで、学生時代野球をやっていた時、ネクストバッターズサークル(今打ってるやつの、次に打つやつが座る待機所のこと)であまりの緊張に体がガクガク震え、それに気づいた後ろの先輩にマジで笑われたトラウマは、今でも一週間に一回ぐらいは夢に出る。

そんなやつがまず敵の頭を頭を狙えるわけがない。
最初アイアンスタートというのは、これはもう絵に書いたマジのアイアンだが、強いて言うならFPSのことは本当に初めてで何も知らなかったので、マウスDPIeを3600でやっていた。それである日なんとなく平均みたいのを調べたら度肝を抜かれた。200とかでやるもんなのかよ。それなら俺の震えも多少は緩和されるんじゃねえか。
それから俺は3600から240への大振り向き上げ訓練を行った。確かに弾が当たるようになってとりあえずブロンズには行けた。ブロンズではまあ俺が何したとかは関係なく、毎試合ひたすら強いジェットと強いレイナがキルを一生(誇張じゃない、本当に一生だ)競い合っている。俺らはそのエース様の拭けなかったケツを拭くバックアップだ。俺が基本的に何をしたところで試合は変わらん。          
ただ相手とこっちのジェットかレイナが一瞬で死ぬマッチが現れたとする。
これは俺らの活躍のチャンスだ。
「……付いてくだけだったんだね僕ら。」
ドローンを出そうがモク炊こうが誰も入らない、何のアクションもない。最終的にはよくわからんがスパイク半径10メートルぐらいでみんな死んでおわり。

そんな感じでシルバー帯へ来ると、またもやクッッッソ強いジェットとレイナが争っている。強いジェット引いたら勝ち、とかではなく強いジェットが一人でなんかやってるのだ。とにかく抜くしとにかく殺す。そんで相手の強いジェットにとにかく抜かれるしとにかく殺される。こういうマジで意味がわからん試合が大体6試合に5試合だ。

これは単純にシルバーの人数が多すぎて、シルバーの中にも相当差があるということだ。だからバランスの悪い試合を多く経験することになる。
「シルバーになってultも使えないキルジョイから、プリエイムかなり良い撃ち合いモリモリKDは3、みたいなやつが「全く一緒のランクにいる」意味が分からない。俺はもちろんultも使えない方だ。

そう、気付いたらシルバー3にはなったが、これはシルバー3になったという事実だけで、そこで戦えるようになった訳では1ミリもない。お前は出来る、自信を持て!…そう言い聞かせた次のラウンドは開幕意味のわからん射線からワンピックだ。それはしょうがない、割り切って次だ。次のラウンド、普通にロングの撃ち合いで何の言い訳もなく負ける。そして次は…次こそのラウンドはもう全然普通に勝てる気がしなく撃ち負けて終わり。やがて気付いたら試合は終わり、俺は大体下から2,3番目でくっそ酷いスコアで立っている。はっきり言ってここ1ヶ月のランクで俺より撃ち合いが弱い相手を見たことがない。バス乗りだけは上手いのか、本人は弱いのになぜかランクが下がらないから一生強いやつの相手をしなければならない。「俺は弱い…俺は弱い…」呪文のようにこれを本当にリアルで呟いていた時、俺は泣いている俺を抱きかかえて、「valorantが弱くたってさ、他にも面白いこといっぱいあるよ!」と言う。ひたすらにため息しか出ない。なぜ俺はこんなにも駄目なのか。

だから一回valorantを離れてみようと思う。毎日かかさずやっていたAIM練習もだ。もう屈辱なんだこのゲームは。俺は弱い…けど強くなりたい!からのランクで「マジでありえない強い敵」にボコされる。一度たりとも良い勝負は出来ない。それでも…それでも次こそは……。
これを俺はずっと続けたがついに頭がおかしくなった。気付いたのだ。ランクが始まる前のあの手の震えは、緊張ではなく、恐怖だと。「俺はまた無様なスコアを晒して味方に迷惑をかけて負けるのか」と。

楽しめないならゲームは終わりだ。いつか俺の価値観が変わった時また会おう、VALORANT。

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