確率をめぐる良書たち
1.内田靖,『同様に確からしいということ』,https://www.chart.co.jp/subject/sugaku/suken_tsushin/81/81-2.pdf
様々な確率の定義の紹介,ベルトランの逆説など,「同様に確からしい」概念をめぐる話題を簡潔にまとめてある.
2.結城浩,『数学ガールの秘密ノート 確率の冒険』,SBクリエイティブ株式会社,2020年
多くの人が誤解する類の確率の本質的な考えをかみ砕いて解説してある.条件付確率の解説も通じて,確率は全体が何かを意識することが重要であることを認識させてくれる.後半のパスカルとフェルマーの往復書簡に有名な≪未完のゲーム≫の一般化した問題の解説はついていくには根気がいる(ノートとペンが必須).
3.原啓介,『眠れぬ夜の確率論』,日本評論社,2020年
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