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学校を休み始め3週間が過ぎ、はじめの2週間は毎日担任の先生とのやり取り。休んだ分の学習をどのように進めていくかということと、子どもが教室にいることがつらいことに関して、イヤフォンをつけたり、どうしてもいられない時には、廊下をうろうろすることを許可していただいたり、ということを伝える毎日でした。

しかしながら、本人は、遅れた勉強のこと、教室に入ると涙が出ること、それらを考えると毎日学校のことを考えなくてはならず、夜になると、翌朝のことを考えてしまい眠れない。翌日休むということを決めると眠れるという生活でした。

1週間が経過したときに、『しばらく休ませてほしい』そう先生に連絡をしたところ、やっと、コトの重大さに気付いてくださったのか、「つながりが切れてはいけない」と、速攻で保健室登校の提案がありました。保健室も見学させていただき、保健の先生はすごく優しいですが、担任の先生が教室と保健室を行き来しなくてはならない。そこにいって学ぶ意味が、見いだせない本人と母親の私。

子どもは、もう担任の先生と関われない状態になっていました。教頭先生とも面談し、先生がいる時のほうがクラスがうるさいこと、先生がいない時間は子どもたちは静かだということ。休んでいても、毎日学習宿題と話をされ、今はただ休みたいときなのに、親子共に疲弊していること、などをお伝えし、とりあえず、来れた時にやっていることを学習するでOKです。宿題の連絡は不要です。という合意をとらせていただきました。

その間も担任の先生からは、常々お母さんとはいつも話してるから特にしゃべることもないわよねと言われながら、でも、子どもに合う別の居場所はないのかしらというお話しいただき、私も並行して小規模特任校に連絡し、体験に進め、実質3週間のおやすみから、自宅から車で送り2時間、迎え2時間半かかる、小規模特任校への体験を始めました。

体験する学校と、今在籍する学校の校長先生とそれぞれの連絡は夫にとってもらい(仕事みたいに事務的に・・・)スタートしました。

3週間自宅にほぼいる元気がない状態、週末にちょっとひとがいつもより多くいるところに、外出すると、お腹が痛い、気持ち悪いと座り込んでしまう。

集団や新しい環境に入ることへの耐性が落ちていることを感じました。

でも、行先の学校はクラス5人のクラスです♪

1日目は、久しぶりの学校、新しい学校ということで、車に乗るところから、泣いてしまいます。何とか、はじめは泣いちゃっても仕方ないよ、と、車に乗せ、到着。到着すると、またシクシク・・・・。しばらく待っていると泣き止み、落ち着きました。「いく」と。みんながしているマラソンを見ていると校長先生や担任の先生がお話ししに来てくださりました。

アットホームで、大きな声を張り上げて話しかけてこない様子から、安心し、クラスに入っていきました。今日は、久しぶりの学校でもあるので、教室に居られればいいと思っていますとお伝えし、この日はお昼前まででお迎えにいきました。(何かあればすぐ迎えにきますので連絡くださいとお伝えしました)

その日、お迎えして、昇降口をでた子どもから出た第一声は「いけた!」「いけたよ!」という声でした。(控えめだけどね。)

「学校に行けた!」このことがこんなにも本人にとっては、喜びなのだと、とっても嬉しい気持ちになったのでした。

この日、学校を休んだ末っ子と共に帰りの車の中では、二人はハモリまくりの大合唱でした。元気、なかったのだなぁと、学校に行けたことで元気になった子どもをみて改めて知ったのでした。


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