「仕事ができる人が見えないところで必ずしていること」の感想、読書レビュー
著者の方はデロイトでコンサルタントをしていた方で「Books&Apps」というWebメディアを運営しているので知っている方もいるのではないかと思います。
本屋をぶらついていた時に手に取り面白そうだと思ったので読んでみました。
この本では仕事ができる人になるためのステップが章立てで書かれています。
記事を読んで心に残ったところを紹介していきたいと思います。
実行力
この章では習慣、アウトプットの大切さ、拙速を重んじることなどが書かれています。
また無限の可能性を信じないというのは耳が痛いところでした。
私自身色々なものに手を出してしまいがちですが、人生の時間は有限なので自分が一番力を発揮できるフィールドに集中するという決断も必要だなと考えさせられました。
些細な日常の習慣が人生を変える
挫折したら次の習慣を設定する、無理はしない
まずやってみる、アウトプット中心の学習をする
無限の可能性を信じない、どの仕事で一流になるか早く選択、決断する
仕事では最初に案を出す
決断力
この章は決断をするための判断軸について書いている章です。
決断のためには勇気が必要だと筆者は書いていますが、それだけではなく自分の判断軸を鍛えることでより良い決断ができるようになるということでしょう。
努力している方が楽というのは確かにその通りで、年末年始は無気力になってゲームばかりしていましたが、これをずっとやるというのもちょっと耐えられないだろうなと思うところがありました。
努力している方が楽、大体の人間は暇や無為な時間に耐えられない
働くことはお金以外にも目標、出会い、自信、信用、学びをもたらす
評価基準は人それぞれでマッチする人が評価される
論理に重ねて感情で訴える
相手が理解できる共通言語を使う
コミュニケーション力
この章は一番心に残るところでした。
コミュニケーションは難しいなと思うことも多いですが、この章に書かれている中で仕事以外でも使えそうなところが結構あるなと思いました。
特に「話したいことを聞く、聞きたいことを話す」や「好きなものを聞いてとりあえず試す」などは取り入れやすいかと思いました。
どちらも元を辿ると「相手の興味にフォーカスする」ということであり、自分も人にしてもらったら嬉しいので無理ない範囲でやっていきたいなと思いました。
会話のコツは相手の話したいことを聞く、相手の聞きたいことを話す、必要がないことは話すより黙っている方が良い
相手のわかる言葉を使う、相手の反応を見ながらリアルタイムに使う言葉を変える、専門用語には注意
結論から話す、全体から詳細へ、抽象的ではなく具体的に話す、聞かれたことを話す
自分の意見に反論してみる、「〇〇が心配ですか?確かにそう思うこともあります」のように
相手の気持ちを代弁する一言を入れる、悪いところも正直に話す
相手の趣味、好きなものを聞いてとりあえず試してみる、人は自分の好きなものに興味を持ってくれる人が好き
他社の製品やサービスも勧める人が良い営業、お客さんに一番いいサービスを伝える
考え抜く力
自分の向かう方向性をじっくりと考えるのは重要ですが、方向性を決めた後の能力上昇に簡単な近道はないのだろうなとこの章を読んでいて思いました。
最近自分が本を読んだり、新しいことを学ぶ時に気をつけているのは、いきなり難しいことをやろうとせずに基礎から積み上げるということです。
いきなり難しいことを理解しようとすると、頭がいっぱいになって嫌になってしまうことが多いです。
それでは知識や技能がいつまでも身につくはずがありません。
難しいことを理解したりやるためには、結局その土台となる基礎が大事だと改めて思いました。
副業は自分で考え抜いて、実行するプロセスの練習になる
失敗しない人を誰も信用しない
上司を出世させることが自分の出世に繋がる
仕事の能力を上昇させるのに近道はない
周りの人の優秀なところを挙げられるかというところに器が表れる
楽に努力する仕組みを考える
働きかけ力
全てを教えないというのは大切だと思いました。
何かを教わる時でも、座学でじっと座って一方的な講義を聞いているのはつまらないですし、そのような先生だともっと双方向にしてくれたら楽しいのになと思います。
最初の方で出てきたアウトプット中心の勉強と近いところがありますが、人が何かを身につけたり、自信をつけるには自分でやってみて考えるというプロセスが必要です。
もし人に何かを教える機会があれば実践してみようと思いました。
頭が良いより行動力が大切
成果を出した時に慢心せず、「運が良いだけだ」と考える
人を育てるには全てを教えないことが大切、自分で答えに辿り着くことで自信がつく
仕事は自分の自由のため、何かに頼って生活しないという意味での独立のためにやる
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