母親を取り巻く環境ー毒親と対決3

その頃、母親に絡まれたのを皮切りに、今までほぼやり取りのなかった身内とたまにメールをやり取りするようになっていた。

まずは父親。わたしが社会人になってしばらくして、親はとうとう(やっと?)離婚していたが、妹弟の統合失調もあり、いつの間にか元鞘、再婚まではしてなさそうだけど、同居を再開していた。

小さい頃は怖くて恐くてクズな父親だったけど、ネグレストだけど過干渉な母親と比べれば、子育てにはほぼ関与をしてこなかった分、今となっては父親の方が関係ははるかにマシに思えた。

「お母さんって、最近どうなの?」
「んー、なんか、ボランティアしたりして、zoomを使ったりしてる。でもあまり体調は良くなさそうかな」


次は、生活保護で男の隣の部屋に住み始めた妹。
「(2018年父親側の)おじいちゃんのお葬式のとき、連絡先をしつこく聞いてきたあの人は誰?」
ー妹にわかるわけないか。その人に妹は会ってないし。特徴といっても、頭が真っ白のおばあちゃん、もしくはおばちゃんくらいしか言えない。
しかし、妹は知っていて、あっさりと正解を教えてくれた。
「あれは宝子おばちゃんだよ」

え?なんで?
宝子おばちゃんといえば、母親の一番上の姉、なんで«わたしのおじいちゃん»のお葬式にいるの??

疑問は解決しないまま、妹の話で母親はどうやら実家と縁を切っているらしいことがわかった。

母親はばーちゃん(母親側)の死をわたしに知らせても来なかったけど、自分もお葬式に行っていないらしい。

一体何があった???

おじいちゃんが亡くなった2018年、夏休みにKくんとお墓参りに行った。ばーちゃんがお墓まで案内してくれた。もうばーちゃんとも会う機会もなくなるよね、と思ってのことだった。
実際そこから会っていない。生きていれば90歳を超えたはず。

お墓参りの帰り、実家は素通りした。でも妹に会いたいなと思って、会った。妹の方も母親と離れて暮らすようになったので、母親が今どうしているのかはよくわからない、と言った。
お互い相方連れで、挨拶と軽くお茶だけして別れた。


そして弟。
社会に出て1年か2年目そこらで妹に続き統合失調を診断されて、実家に戻っていた。

その弟が今は実家を出て、実家の隣町に家を買って猫と一緒に暮らしているらしい。


そして、宝子おばちゃん。
お葬式の時に連絡先を交換して、その後
大雨のときに、わたしの実家と連絡がつかない、とわたしに連絡してきた。
実家はたしかに池、川の近く。道路を挟んで山もある。同じ県内は大雨による被害が出て、ニュースになっていた。
わたしも心配になって父親に連絡してみたら、特に何事もないようだった。

なぜ宝子おばちゃんが実家に直接でなくわたしを挟んで連絡してくるのか。
どうやら、母親は実家と絶縁している=宝子おばちゃんともすっかり連絡も断っているようだった。

そして途切れがちになった母親からまたメールが届いた。



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