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3Dプリンターで出力した後にあった方がよい物やおすすめの物!

私が実際に使ってみて3Dプリンターでモデルを出力した後に必要だったもの、あった方が作業がスムーズに進んだものを紹介していく記事です。

 動画として遊戯王OCGのリィラというキャラクターのフィギュアを作成するシリーズが一旦完結したためこれまでの振り返りも兼ねています

 張ってあるリンクは参考に掲載しているだけです。
 リンクはamazonですが同じ商品をネットで調べて安い物を買いましょう

 出力前からスタートしてモデルの仕上げまで時系列に沿って紹介していきます

1 出力前

 〇3Dプリンター
  大前提です。ない方は購入から始めましょう……といっても何を買えばいいかわからないんだよ!って方も読んでいるかもしれませんので私が使っている3Dプリンターを紹介します。

 私は以下の3Dプリンターをamazonのサイバーマンデーで購入して使っています。

 光造形といった造形方式で一般的なイメージのようなプラスチックを溶かして造形していくもの(熱溶解積層方式)とは異なる方式です。
 フィギュア等を作りたいという方は細かいところまで出力できる光造形の3Dプリンターをお勧めします。逆に、日常で使えるものや大きいものを作りたい(ヘッドフォン置き場など)を作りたい方は熱溶解積層のほうをお勧めします。

 紹介した商品と同型はもう売ってないかもしれませんが同じ会社の他の製品でも問題なく使えると思います。
 値段としてもそこまで高い!というわけではないのでお財布事情と相談して製品を選ぶとよいでしょう。

〇造形用の樹脂
 (私が使ったことあるのは光造形のみなので光造形専用の樹脂のみです)

 正直、安すぎる製品を使わなければ良いと思います。
 また、水洗浄可能なもののほうが後処理が圧倒的に楽なので水で洗えるものを買いましょう。

 使っていてこれは良いなーと思ったのはSK本舗のものです。

 青の透明と無色透明を使ったことがあるのですが黄ばみも少なく綺麗に色が出ます。テクスチャー(この表現あってます?)が他のレジンより滑らかで時間を置いた際の分離がほとんどなかったです。

 透明以外の色については塗る前提であればこだわらず安いものを買うとよいと思います。ですが、黒は避けた方がよいかもしれません。全くといっていいほど凹凸が見えません。

黒のレジンで出力した際の例
凹凸が見づらいので一目で細かいところの出力ができているのか分かりにくいです……

 初心者の方はテラコッタ(灰色みたいな色)を使うと凹凸が分かりやすいのでオススメします。

2 出力後

 一気に箇条書きで行きますです。
 
 ・つよいヘラ
  項目見て馬鹿にしましたね……?
  でも本当にこれは重要な道具です。

3Dプリンターの土台から出力物をはがすために重宝します。
というよりこれがないと取れない場合が非常に多いです。ホームセンターでも売っているので安い物でもいいので金属製(ステンレスなどのさびにくいもの)を買うとよいでしょう

 ・キムタオル
  理系御用達のキムワイプの親戚です。
  超優秀です。端的に示すならば最強のキッチンペーパーです。

  水で洗った後に乾燥させたり濡れた手を拭いたり用途は多岐に渡りま す。そこまで高額ではないので非常にオススメです。

 ・無水エタノール
  光造形で出力するならこれは必須です。洗浄に使います。

  絶対にイソプロピルアルコールは使わないでください。
  もう一度言います。
  絶対にイソプロピルアルコールは使わないでください。
   
  
調べると安いという理由でイソプロピルアルコールで洗浄をしている方がいますが愚か者です。危険性、処理のしにくさ、保存の面倒くささが一般人が扱っていい薬品の範疇を超えています。

 なにも考えずに無水エタノールで洗浄しましょう。あずまとのお約束です

 ・超音波洗浄機(あった方がいい)
  水で洗浄可能なレジンを使った場合に限りますが使ってみると便利でした。細かい部分がある出力物の場合、水で洗うのは怖いので超音波洗浄機に頼るといった感じです。

 ・硬化させる機械
  光造形での出力物は完全に固まっていないので2次硬化が必要です。
  そのために使用するのが紫外線の出る機会です。

  私は形からはいるタイプなのでちゃんとした機械を買いました。

  正直いうとネイルに使うような紫外線の機械で十分なので安く済ませた  いという方はそっちを買ったほうが良いです。

3 塗装につかうもの

 もうガンプラとかの領域です。正直いうと専門外……
 でも専門外なりに取捨選択したグッズたちをオススメしていきます

・プライマー
 サーフェーサーといった名前が一般的でしょうか。わかりません。
 細かい傷を埋めて凹凸を目立ちやすくするといった認識で使っています。

  リンクの商品はライトグレイで実際に使った画像は以下のものです

ライトグレイのプライマーを吹いたパーツたち

 ライトとはいっていますがこれはグレイです。
 結構灰色が強いので隠蔽率が低い色を塗ろうとしている場合はあまり推奨できませんかね……
 ホワイトのプライマーもあるのでそっちを使うのをオススメします。

・エアブラシ
 塗装がエアブラシ派ではない方もいると思いますが一度使ってみるといいです。超使いやすくて気に入りました。

 元々筆で色を塗っていたのですがどうしても色のムラが出てしまうんですよね。

筆で塗ったおかゆシャワー
作品そのものはさておき防止の部分に色ムラがあります
また、写真ではわかりにくいですが肌の部分のムラが結構あります

 その点エアブラシはマスキングを丁寧にする手間が増えますが色ムラが出にくく、作品のクオリティが一段階あがります。
 私が使っているエアブラシは安価な以下のものです。音もうるさくないので結構気に入っています。

・塗料と薄め液
 これは偏見なのですが小型のものに対する塗料はタミヤ以外あまり信じていません。なにか理由があるわけではないのですが初心者程大手のものを使うべきだと思っているからですかね。

 塗料は瓶の単位で売っている一色150円くらいのアクリル塗料で薄め液もタミヤのものを使っています

 一つ塗料であげるならばなぜアクリルなのかって点ですかね。
 いろいろ悩んだんですがアクリル塗料が一番初心者向けで失敗がしにくそうだったからですかね。
 先ほども隠蔽率の話を少ししましたが塗料にも下地につかっている素材でうまく色が乗るかどうかわかれるみたいなんですよね(あまりわかんない)
 エナメル塗料とかと比べたらアクリル塗料はその点優秀だったのでアクリル塗料にしました。

・塗装関連の小物たち
 あまり特筆するところはないです。
 いうならば安く済ませることが最重要です。
 
 色を混ぜる用の小皿

 ネコの手

 ネコの手を指す段ボール
 (百均で売ってる爪とぎブースでいいと思います)

・マスキングテープ
 これはとても重要です。
 色を塗る際にエリア分けに使うのですが粘着力があまり強すぎないものを使うことをお勧めします。あまり強いと下地がはがれる可能性があります。
 私自身マスキングテープは模索中です。マスキングゾルといったものもあるようなのですが扱いが難しいようなので手を出していないです。

 細いマスキングテープはあった方がいいと思います。私も1mmと2mmのものを購入しました。あるのとないのではカーブのマスキングのしやすさと細かいところのマスキングのしやすさが大きく変わります。

・塗装ブース
 これは環境によると思います。
 プライマーはキッチンの換気扇の下で吹いて色付けのみは机の上で行うとかであればあまり必要ないかもしれません。
 私は撮影で全部の作業を取りたいなと思っているので買いましたが(中古で壊れかけのものを)

 購入を検討されている場合は吸引力が強いものを選ぶことをお勧めします
 うるさくてもこれは譲らないほうがいいです。
 それくらいプライマーの埃は舞うので……

・接着剤
 パーツ同士をくっつける際に使います。
 これは超お勧めが一つあります。調べまくった答えです。

 まず小分けというところが評価高いです。
 接着剤あるあるの入口が詰まってでなくなった際のリスクが1/3です。

 そして瞬間すぎない接着剤であること!
 なにを言っているんだって感じだと思うのですがこれは重要です。
 接着剤を塗布した後でパーツ同士をくっつけて抑えるまでの猶予が少しあるんです。完全に乾燥するまではマスキングテープなどで固定するのが一般的ですがその固定までの時間をくれるんですよね

 あと白くなってしまうのが抑えられていること作品のクオリティを左右するのでこれは単純にうれしいですね。

4 おまけ

 おまけとしたのは必要ない方は絶対に必要がないグッズだからです。
 紹介するのはデカールシールです。

 印刷したものを水をつけて転写するアレですね

 他のデカールシールを使っていないので比べられないのですがこれは結構使い勝手が良かったです。そして綺麗に色が発色しました。
 もし悩んでいる方がいるならばこれでいいと思います。

 また、サイズもハガキサイズくらいがいいと思います。印刷の前に画像のサイズを実物に合わせる作業があるのですがハガキサイズだと液晶タブレットなどの画面に合わせながら作業できるのでサイズのイメージがつかみやすいです。

以上、といった感じでしょうか。
私が1年間3Dプリンターで色々試してたどり着いた現時点での答えがこんな感じです。

もしこれから3Dプリンターで色々作っていこうと思っている方がいるのであれば参考にしていただければ幸いです。


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