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IgA腎症になった話。(その2)


IgA腎症という病気の体験記。

今回は治療について書いていきます。

その1はこちら


そんな初めての腎生検を終えた数週間後、
結果を聞くため再び病院へ。

ここで正式にIgA腎症と診断されました。

治療法は様々あるようですが、
一般的には扁桃腺摘出とステロイド投薬。
私もそれを受けることになりました。



扁桃腺摘出術

腎臓が悪いのになぜ喉?と思いますが、
扁桃腺でIgAという免疫物質を産生しているため、
これ以上IgAが腎臓に沈着しないようにするためだそう。

ということで扁桃腺を摘出する手術を受けることになるのですが、
予約がいっぱいで早くて半年後。

そんなに扁桃腺摘出する人っているんだ。。。


半年後に予約は取れましたが、
正直、病気なのにまだ何も治療していないことへの
焦りや不安を感じていたこの頃。

ここでさらに、コロナウイルスが始まった時期で
手術が延期になってしまいます。

幸い、1ヶ月後に受けらることが決まりましたが
付添い・面会は一切禁止。

少し心寂しい中、一人で病院へ向いました。


今回も1週間の入院。

入院した日は普通に過ごし、翌日が手術日。

手術室に入ると酸素マスクを付けられ、麻酔を入れていく。

実は手術は人生初。
コード・ブルーとか医龍とか好きなタイプなので
ドラマで見るやつだ~って思ってた(笑)

全身麻酔だったためそこからの記憶は無し。


何時間経ったのかわかりませんが
気づいたら手術室を出るところで、ストレッチャーで部屋へ戻る。

若干の気持ち悪さと喉の違和感がありました。


麻酔の影響でその日はうとうと寝たり起きたり。

食事はNG。まぁ痛いから食べられないけど。
麻酔が切れてくるとツバを飲み込むのさえ痛かった。


翌日から五分粥食でしたが
痛くてほとんど食べられませんでした。

本当に飲み込むのが辛い。。。

唯一、桃の缶詰は食べられて、美味しさに感動した。


術後3日くらいには食欲も出てきたけど
入院食を食べるのはちょっと辛くて
コンビニでプリンやゼリーを買って食べてました(笑)


経過も良かったため予定通り1週間で退院。

でも数日は喉が痛くて硬いものは食べられなかった。



ステロイドパルス療法

扁桃腺摘出から1ヶ月後
今度はステロイドの投薬治療が始まります。

私の病院の治療方針では
ステロイドを点滴3回と内服薬での治療。

点滴は入院して3日連続で入れます。

1ヶ月おきに3日間×3回入院し、
最初の入院後から隔日で内服薬を飲んでいました。


入院は点滴だけで特に行動制限も無かったので
本当に暇な入院生活でした。

コロナウイルスの影響は続いていて
面会は禁止だったので来客もなし。

寂しかったなぁ。


そんなこんなで計3回の入院治療が終わった後、
経過を見ながら内服薬を少しずつ減らしていきます。

点滴を終えた時点で最初よりもだいぶ数値が良くなってきて、
その後若干の上下はありましたが減少傾向に。

先日、寛解の基準は満たしているということで
内服薬も終了になりました。

IgA腎症と診断されてからここまで約1年半。


ただ、量は少ないにしてもまだ尿蛋白は出ているし
それが蓄積して腎臓に負担はかかっているということで
完全に治ったとは言えませんが、
内服薬がなくなったことは精神的にも楽。


引き続き通院して経過に注意しながら
この病気と付き合っていきたいと思います。



以上で治療の話はおしまい。

次回、お金の話について少し書いておきたいと思います。


読んでいただきありがとうございました。

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