ビルディバイドBO3オンライン対戦会「もぎリーグvol.2」
※もぎせんサーバーはビルディバイド対戦用Discordサーバーの名称です。
荒れるのを嫌って招待URLは貼りませんが、原則来るもの拒まずのスタンスで活動しています。
興味がある方は主催のあーちゃん(@aaaachan_tcg)に何かしらの手段で連絡をください!
■はじめに
この記事はあくまで「1Discordサーバー内独自フォーマット」の対戦記録であり、ビルディバイドの環境はこれだ!と断定することを目的としたものではありません。
まだ浸透していない2デッキ制BO3フォーマットでの対戦会を継続的に実施し、独自環境(ガラパゴス環境)を観測をすることを目的としています。
ある程度ビルディバイドを触ったことのある人向けの内容となっております。略称等気をつけていますが不親切な箇所も多々あるかと思います。前もって謝罪しておきます。
■概要
Discordを用いたビルディバイド対戦会
2デッキ制BO3フォーマットを採用
実施期間内にリーグ内総当たり戦を実施(3-4マッチほど)
対戦カード同士での日程調整の上、対戦
■日程
1月12日 デッキ提出期限
1月13日 リーグ発表、日程調整
13〜19日 対戦、成績入力
■参加者
8名(2リーグ)
フリー参加1名(あーちゃん)
■事前メタゲーム予想
2デッキで1勝ずつすれば勝ち≒1敗までできるフォーマットにおいて、先攻ぶんまわしを期待できるデッキを選択するということの妥当性を、前リーグで痛感したもぎリーグ参加者たち。
しかし前回3-0デッキはライオネル-水の呼吸炭治郎という除去コントロール的デッキであった。
クラウディアに対しての有効なデッキ選択、プレイ方針は
①序盤の失点を防ぐ
②開放ターンクラウディアは確実に殴る前に処理する
③バドラトス3点は許しても最低限生物で上から取る。
序盤の生物はアクルルフ、エイラの採用によりパワーラインが上昇しており、しかし依然として不意の衝撃・呪術師の謀略ライン内であるためクイック除去での対応が可能。
あまりにもハンドの細いゲーム性ゆえ、軽量除去を構えるためにもどこかでリソース回復が必須となる。したがって「青黒」のカラーを選択しなければならない。
除去コントロールを握ってクラウディアを対策するか、クラウディアを握るか、というゲーム性の中で、参加者は何を選択するのか。
環境の中心は紛れもなくクラウディア。
クラウディアの1敗は勘定にいれつつ、2デッキ目を対策する方針に舵を切るのか、クラウディアにも勝ちうるデッキを2種選択し、先鋒クラウディアに2連勝してマッチを終わらせるのか、除去コントロールに強い、死なないエース有するミッドレンジ系を選択するのか、対象耐性の赤を選ぶのか、はたまた死なないエースを見て墓地メタを取れる白を取るのか・・・。
どの選択をしても裏目のある雑多な環境を制したのは・・・?
■使用テリトリー分布
■戦績
グループA
2-1 ろあさん(メギドラグ/バルバビロン)
メギドラグはヒット増減系のコマンドを採用し、前のめりに構築する方針と新兵器開発まで取ってリソース重視とする方針、黒をタッチしてアイオラ墓地回収の択をもちつつ切り札を採用する3つの方針が考えられる。
ろあさんの方針はリソース重視。青白混色観測者、ショットカードを得て、白枚数を確保しつつ青単色コマンドを採用できるようになった。
特筆すべきは
①ヒカリの採用
②スモークディスチャージャーの採用
③ジェネレイトブラストの不採用
④魂の価値不採用
ヒカリはブロッカー運用、終盤の詰め要員とのこと。後攻0ターンに設置し、現地回収装備をかまえるだけでアグロに対し数ターンを稼ぐことができるほか、キャピタルブレイカーとガルーダ両採用により開放ターンのやりとりの強度が高い印象。
デコイを積極採用しているリスト。新兵器開発と発掘調査によるWドローエンジンを搭載し、潤沢なリソースで除去コントロールをしつつデコイで詰める方針。
50枚と引きムラこそあるものの、1敗しても良いフォーマットだからこそ選択肢に入りうるアーキタイプであると言える。
魂の価値、クラスメイトの採用が特筆ポイントか。
こちらでもスモークディスチャージャーを採用。クラウディアのデコイ除去を嫌ったか。
対戦カード①
メギドラグVS鐘楼メリッサ 後攻○
バルバビロンVS鐘楼メリッサ 後攻○
対戦カード②
メギドラグVSたんじろう 後攻○
バルバビロンVSたんじろう 先攻○
対戦カード③
メギドラグVS鐘楼メリッサ 後攻✕
メギドラグVSレベッカ 後攻○
バルバビロンVSレベッカ 後攻✕
2-1 向坂さん(鐘楼メリッサ/クラウディア)
鐘楼メリッサはテリトリー効果によりハンドの質をキープしながら安定したビートダウンを継続できるデッキである。
レトキアによる盤面処理をしつつ2ヒットを通す挙動はターン内手数を増やすゲームシステム上の強者であり、文句なしの4投である。
黒を20枚採用しトリプルシンボル、ダブルシンボルもある程度現実的な水準か。
個人的には邪悪な取引を打つターンの息継ぎタイミングで相手に隙を晒してしまう赤黒ビートダウン系の永遠の課題から逃れることができないことに息苦しさを感じる。ライオネルは無印にしてはなかなかの仕事量がありそうにみえる。5枚目以降のレトキア枠か。
6コスト帯を厚く取りつつ、アビーでのマナ調整リカバリーもできる構成。
解放後3ヒットを入れ続けたい方針に見える。
痛みを押して、大地、レイホウで相手のデコイを許さない。
痛みを押しては殴りターンを1ターン増やしうるクソカード
対戦カード①
鐘楼メリッサVSメギドラグ 先攻✕
鐘楼メリッサVSバルバビロン 先攻✕
対戦カード②
鐘楼メリッサVSたんじろう 後攻○
クラウディアVSたんじろう 先攻○
対戦カード③
鐘楼メリッサVS鐘楼メリッサ 後攻○
クラウディアVS鐘楼メリッサ 後攻✕
クラウディアVSレベッカ 先攻○
グループB
2-1 まなこさん(クラウディア/キティラ)
ショットに除去を入れない尖った構成。同系との序盤の攻防戦でアクルルフ、エイラを除去できる白軽量ユニットの採用、相手のパンチで生えてくる生物でビートダウンと同系をかなり意識した構築に見える。
色事故の怖さ、エナ送りに対しての回答のなさが気になるものの、今回のリーグ戦ではうまく機能した模様。ビルラボ2行で収まるきれいなリスト。
バスターユニットにルルベラを採用、イシュタルテを意識してか熱波凝縮を採用。バルバビロンとの相違点はデッキ枚数の少なさによる引きムラの少なさ、新アイオラ着地の再現性の高さか。
バルバビロンの優位点は除去コマンドコピーによる除去性能の高さ≒相手ターン干渉度合いの強さであるため、環境に応じての選択か。
対戦カード①
クラウディアVSマルガレータ 後攻○
キティラVSマルガレータ 後攻○
対戦カード②
クラウディアVSクラウディア 後攻✕
クラウディアVSダグラーク 先攻○
キティラVSダグラーク 先攻✕
対戦カード③
クラウディアVSクラウディア 後攻○
クラウディアVSキティラ 先攻○
2-1 けーさん(バルバビロン/マルガレータ)
ランデスを切った除去コントロール方針。こちらもデコイを積極採用に加え、スモークディスチャージャーを採用。スモークセイバーオルタがバルバビロン使いのトレンドか。
八咫烏・魂の価値はイシュタルテ・キティラ意識とみられる。
あーちゃんイチオシのマルガレータは今回も使用者伸びず。
グラナディガ採用、ペローナ2採用。デカいシカで開放次ターンの挙動を厚く取っている。
初動ブースト枠を8獲った上でアゴラを採用するのがもぎせん内スタンダードになりつつある。
ペローナを完全に切って除去ショットを採用したほうがビート耐性があり見れる幅が広がるという発想もあるが、今後もぎリーグを進めていくうちにどちらに振れるか個人的見どころである。
今回も解説記事を書いてくれました。
対戦カード①
バルバビロンVSクラウディア 先攻✕
バルバビロンVSダグラーク 先攻○
マルガレータVSダグラーク 後攻○
対戦カード②
マルガレータVSクラウディア 先攻✕
マルガレータVSキティラ 先攻✕
対戦カード③
バルバビロンVSクラウディア 後攻○
マルガレータVSクラウディア 先攻✕
マルガレータVSキティラ 後攻○
■戦績分析(先攻勝率、テリトリー別勝率)
先手勝率/後手勝率
雑感
クラウディアの支配率が上がりつつも、勝ち切るのは除去コントロールという構図が続く。クラウディアの角度を上げるのか、除去コントロール耐性の高い別軸のビートダウンが来るのか・・・?
鋼の錬金術師はこの戦いについてこれるのか、はたまた環境を支配するのか。
もぎリーグvol.3 かみんぐすーん!!!!
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