【観戦記】Wリーグの試合を初めて見に行って感じたこと[2021/10/31@とどろきアリーナ]
東京オリンピックでのバスケットボール女子日本代表の快進撃は記憶に新しいかと思いますが、バスケ好きの筆者は実は女子の試合は一度も生観戦で見たことがなかったのですよね。
ということで、川崎市のとどろきアリーナまで #Wリーグ の公式戦を観戦に行きました。その観戦記を書き連ねていきます。
今回はバスケの戦術面での技術的な話(といってもハチャメチャに難しくはならないようにしますが)も多くなると思うので、そこはご了承くださいませ。
[第一試合 #山梨クィーンビーズ vs #トヨタ自動車アンテロープ ]
こちらの試合は時間の都合上ハーフタイムからの観戦に。日本代表の[0]馬瓜エブリン・3x3日本代表の[33]馬瓜ステファニー姉妹を中心に、どこからでも点が取れる昨年レギュラーシーズン一位のトヨタに、上位進出を目指してまずは勝利を目指す挑戦者山梨という構図。
試合はハーフの段階で既に大差がついていて、試合展開で言うとそのまま大差をつけてダブルスコアでトヨタが勝利するという形でしたが、筆者がおおっと思ったのは、山梨の理想とするバスケのシステム。
ディフェンスではことあるごとにダブルチームでブリッツを仕掛けて、オフェンスでは人とボールをよく動かす、という、Bリーグでいうとペップさんのいたときの秋田ノーザンハピネッツや、今で言うところの渋谷サンロッカーズみたいなバスケをやっていました。
残念ながら、というか、ある程度仕方ないのだとは思いますが、山梨の選手の遂行力が発展途上で(調べたところによると、普段は銀行とかの一般企業で働いている選手も多いらしいです。デュアルキャリアってやつだな)、パスミスだったりターンオーバーが大変多く、それをトヨタのチャンスに持ち込まれてスリーを打たれて点差が開く、という展開になっていたのですが、なんかこう"見ててわくわくするバスケ"を見れた気がします。
試合結果:山梨44-93トヨタ自動車
気になった選手:
山梨[2] PF 渡邊まりい選手⇒自分でも運べるストレッチ4という感じ。ターンオーバーも多かったが積極性が光った
トヨタ[19] PG 梅本千夏選手⇒セカンドユニットだが当たりだしたら止まらなかった
[第二試合 #トヨタ紡織サンシャインラビッツ vs #デンソーアイリス ]
両チームに日本代表の選手がいる、注目のカード。特にすごみがあったのが、代表のキャプテンのデンソーの[8]高田真希選手。リバウンドを文字通り"もぎ取り"、かと思えばスリーポイントも止まらない、ファウルで止めてもフリースローを落とさない。しんどいときの声かけもすごい。また、もう一人、代表で活躍した[88]赤穂ひまわり選手と、その姉の[12]赤穂さくら選手のビッグラインナップに、トヨタ紡織はファウルが嵩んで、スコアでは競っていても苦しい展開でした。
その一方で、トヨタ紡織の代表選手、東藤なな子選手。彼女も素晴らしかった。前半はディフェンスで赤穂ひまわり選手を完封。後半の追い上げでは、ファストブレイクの先頭を「自分がエースだ」とばりに切り裂いていく姿はめちゃめちゃかっこよかったなぁ。
試合結果:トヨタ紡織 72-82 デンソー
気になった選手:
トヨタ紡織[3] PF 佐坂樹選手⇒激しいDFで、ベンチスタートなのに2Qの時点で4ファウル(!!)も、ペネトレイトもスリーもガンガンするいい選手でした
[第三試合 #富士通レッドウェーブ vs #シャンソンVマジック ]
代表で一躍知名度を上げた[10]町田瑠唯選手を擁する富士通と、伝統ある古豪シャンソン化粧品の対決。富士通は個の力が強く、[99]オコエ桃仁花選手のスリーポイントがさく裂し、[11]篠崎澪選手の攻撃も光って大きくリードリードするも、停滞する時間帯にシャンソン化粧品がチームでバランスよく点を取ってきて一時は逆転。シャンソンのバスケは派手さはないけれども、まんべんなく点を取る一人に依存しない形がいいな、と感じました。
なお、当日は時間の関係でこの試合のハーフで退出。
途中スコア:富士通 36-33 シャンソン化粧品
気になった選手:
シャンソン化粧品[45]PF 佐藤由璃果選手:ペイントにうまく切り込んで2点をどんどん稼いでいくスタイルがよかった
[全体の総評]
Bリーグとは異なり、派手な演出とかはあまりなく、純粋にバスケを楽しむ空間、という位置づけでした。
とはいえ、やってるバスケのレベルはやっぱり相当高いですし、志向するバスケもそれぞれ違っていて面白かったなって感じです。
そして個人的には山梨を推したいな、と思います。
以上。おしまい。写真とかインデントは後でやる!
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