永遠に続けばいいのにと願う時がある。至上の幸せをかみしめながら、「またね。」「またいつか。」。
わりと、「また」は二度と来ない。終わりは必ずやってきて、同じ瞬間は繰り返してくれない。そうとわかっているのに、なぜか錯覚する。だから毎日、美しい記憶に色を塗り直して鮮明に保つしかない。

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眠れない夜に

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