Juneお散歩&冒険記⑥
今日は雨が上がったので、いつもなら車でいくところへ歩いていくことにしました。
職場=実家なので、歩いていける範囲の場所は、小さい頃からよく見知った場所でもあります。
私が生まれ育った京都市左京区にある宝ヶ池公園や国際会議場のすぐ南側には、お散歩にはもってこいの森の小道などがたくさんあります。
そもそも、宝ヶ池公園自体が池の周りをぐるりとお散歩やジョギングなどをするにはもってこいの場所です。
森の小道を抜けて、宝ヶ池から国際会議場まで進み、そこから”子供の楽園”という少し大きめの遊具などがある公園まで歩いていくと30分ほどかかるので、結構な運動にもなります。
ずっと池や木々や公園が続き、途中お馬がいる馬場などもあるので、京都市内といえどかなり広域に渡って森林浴を楽しむことができます。
宝ヶ池は五山の送り火で有名な、妙・法の”法”の山の裏手あたりに位置するので、山を越えてしまうと全く別のエリアへ出てしまいます。
子供の頃は自転車に乗ったり、徒歩などでこの宝ヶ池周辺をウロウロして遊んでいました。
今日はそんなに遠くまでは行きませんでしたが、歩いて近場をお散歩することで、ふと子供の頃の目線や記憶などが蘇ってきたのでした。
この写真の道は小学校・中学校までの通学路でした。
まいにち毎日、この道を歩いていたなぁ。なんて。
6月22日
クチナシの花が咲く川沿いの小道
梅雨の時期は、高温多湿にやられてしまい、気分もおもたくなりがちです。
私にとっては、この季節が鬼門でいつも人生のターニングポイントになるような大きな出来事がこの季節に起こったりしていました。
だからずっと、この時期が苦手というか、これまでずっと身構えて守りに入って過ごすことが多かった気がします。
けれど、今日、実家の近くをお散歩しながら、なんだかそんなこともあんなことも、「ただのこだわりだなぁ」なんてふと思えたのでした。
ずっと心の中にあった「こうなったらいいな」なんて思っている”期待”があるから状況に左右されてしまうのしょうね。
だからもう、そんな期待なんて「手放そう」と思った時に、ふわっとクチナシの甘い香りが漂ってきました。
何かを手放そうとする時って、少し勇気がいったり、自分の一部を切り取ったりする作業なのでちょっと痛みをともなったりすることがあります。
今日も、ちくちくとしたその時に、クチナシの甘い香りがしたので、痛みがすぐに和らぎました。
クチナシさんにはいつも癒しと勇気をもらいます。
この小川の小道を少し進んでいけば、20時頃には蛍が舞う瀬に行き着くことができます。
蛍の舞う夜の川は、この季節だけの特別な時間です。
どんな出来事が起こっても、それを受け止める私がニュートラルでいられたら、そんなにあたふたしなくていいはずだし、
あたふたしちゃっても、そんな私もひっくるめて受け入れられたらそれでいいはずだし、
こんな蒸し暑さもハードなこともあるけど、クチナシの香りや、蛍が美しく舞うこの季節を全部ひっくるめて好きになりたいなぁなんて思えました。
このクチナシの木立が続く道があまりにもいい香りだったので、少し遠回りをして歩いていきました。
フランスからスペインに抜けて進む、サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼旅へいつか出たいと思っています。いただいたサポートは旅の足しにさせていただきます。何か響くものがありましたらサポートお願いします♪