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つぶやきの浜辺

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日々の気づきをつぶやいています。内側に満ちてきた言葉を紡いでいます。 寄せては返す波のように、ただあるがままに。
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2022年10月の記事一覧

好きでも愛せないことがあり、愛していても好きになれないことがある。
好きは感情と感覚に紐づくけれど、愛は行為や行動に結びつく。
好きは気ままなもの。愛は選び取っていくもの。
どちらも人生を豊かにするけれど、愛の経験は積み重ねるごとに味わい深い。愛は人を無限の領域へと連れ出すから。

優先順位をいつもと少し変えてみた。
”〜べき”の思考を少し外して、今一番豊かな気持ちになれることは何かに重きを置いて動いてみたら、今日という日が少し特別な一日になった。
大切な人の笑顔があって、喜びの気持ちを分けてもらうだけでも十分に嬉しくて楽しい。心は伝播するものだから。

どうしようにも、どうにもならないことってある。救いはどこにもないけれど、ただ"愛してる"だけが空に溶けてく。
それだけしかない。
心の置き場はそこにしかない。
今日も空が高くてよかった。
愛の奥行きが深くてよかった。

言葉を超えたところにある想い。その想いに気づくことすらままならない。ままならないからといって無いのでなく、気づいてほしいとそこにある。
誰に認められずとも、あなた自身には認めて欲しくて、身体に訴え、別の感情に成り代わり主張する。耳すませ心に聞いて、奥にある想いを見つけてあげて。

すべてあるがまま、心の赴くままに。
地球に立ち生きている生かされている喜びが湧いてくる。
コントロールしようにも、もうそれすら無理で無駄なんだとやっと腑に落ちてきた。足掻いた分の生命の瞬きも全部ひっくるめて、愛おしい。大きな流れのなかに身を投じ、命の賛歌の中で今日も生きる。

目的もあても無くていい。必要な事は起こるし、大切な人とは出会うし、肝心な場所へは辿り着く。全部忘れたように見えたって、大切な事は懐かしく感じたり、何故か引き寄せられるもの。それを引き受ける器さえ用意したら、然るべきことを楽み進めばいい。
全てが愛の元へと還る日がきっとくる。

年を重ねるのは良きこと。見知ったことも増えていく分、また違った角度からの視点も増えていくから。あの時には分からなかったことも、今ならよく分かる。あの日の心を今なら癒すこともできるから。 そうやってひとつ一つ丁寧に今日という日を重ねていけば、いつか全部が丸く納まる日が来るんだろう。

夢とうつつが移ろうような、ぽっかり空いた空洞みたいな日。こんな日には、光のなかを風に舞う一羽の蝶が見た景色に思いを馳せる。二千年前に荘子が見た夢の続き。
夢と現実の境界線が揺れる。今日生きた現実は、いつか誰かが見た夢だったのかもしれない。私と客体との間を蝶が舞うように行き来する。

些細な出会いが人を変える。ある一言で、その一日が変わる。漫然と過ごしているようなただの日常に、分岐点と運命の出会いがあるもの。分岐点に立ち、選択と解釈を与えるのは私自身。
今日を無味乾燥なものと感じるのも、運命を感じフルカラーと受け取るのも、どちらも私の自由意思に委ねられている。

みんな一人で生きているわけじゃない。自分の掌の中に握りしめた約束を果たそうとも、一人で果たせるものでもない。
誰かを思い、思われて生きている。お互いに巡る思いが力になる時、パズルが噛み合うようにして扉が開いていく。扉を開いてくれる人との関わりの中にあり約束は果たされていくもの。

この身体で命があるのは瞬く間。
どんなにお金をつまれても今ここに身体を持って生きていること以上に、価値のあることなんてどこにもない。
すでに祝福をうけ許されている私たち。
鼓動という名の命の賛歌を胸にいだき、その喜びを分かち合うことに躊躇うことなど何もない。

人生の奥行きは深い。
あなたがあなたの人生を生きるためにここに居るのだから、やりたいことをやればいい。
あなたはそれにふさわしいから、ここにいるんだよ。
自分を信じて、自分を愛して。
あなただけの人生を生きるために、世界はいつだって応援してくれているよ。

愛することは生きる上での喜びの一つ。愛を体現する、愛を渡す、愛を受け取る、それらの行為は喜びと共にある。愛する行為が喜びと共にある為には”無条件に”という条件がついてくる。まずは自分を愛し喜びと共にあることで条件が解除されるから、一番愛すべき自分自身を祝福し労うことから始めよう。

自分の持つ可能性を一番引き出してあげられるのは自分自身。”ありたい”望みを一番に叶えられるのは、他の誰でもない自分自身。自分でOKが出せたのなら、それでよし。誰がなんと言おうが、失敗しようがトライしよう。 追い風に乗れたらもうけもの。失敗しても次のチャンスを掴めばいいだけだから。