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新型コロナ 学校再開に思うこと

私がnoteに新型コロナウイルスの話題を出したのは2/4のことでした。
この時は正しく怖がろうというテーマで予防について書いています
今読んでも使える内容だし、なかなか面白い内容だと思うし、感染症全般に言えることでもあるので良かったら是非読んでみて欲しいのですが、その記事に今1つ付け加えるとしたら「人との距離を取ろう」っていうことかと思います。

次に書いたのが2/17のこと。
テーマは新型コロナっていうよりは命の重さに関して。タイトルは「報道で見る死者数について」というもの。
これは報道で○○人死亡と聞いた時に「多いな」とか軽く思ってしまうことを書いたもので、現実に自分の家族や大切な人が1人亡くなるって出来事はとてつもない悲しみに覆われるような出来事。それがその報道で出てきている数分の悲しみが生まれているのだ...という記事。これも割と大切な記事だと思うので、良かったら読んでみて欲しいです。

そして今回は「学校再開」をテーマとします。
今回の新型コロナウイルスはすでに多くの方がご存知の通り、感染力が非常に高いことが特徴です。感染拡大の理由は次の3点。

① 人類が初めて出会うウイルスなので、誰にも抗体が無い。
② 感染しても発症しない無症状者がいる。しかしウイルスの量は同じ。
  本人には自覚がない為、その活動の中で次々と感染させてしまう。
③ 潜伏期間が長い。感染から発症までに2週間ほどかかる人もいる。
  その間は全く自覚症状が無いので、日常生活の中で感染拡大が起こる。


世界的に大流行している新型コロナウイルスですが、世界各国が取っている対策の1つに「学校閉鎖」というものがあります。
学校閉鎖にはいくつかの効果があります。

①児童の感染を防ぐ
②児童から家庭への感染を防ぐ
③児童の活動を止めることは経済的な損失が低い


そういう理由で最初にできることとして、学校を閉鎖するわけです。
ところが日本ではなぜか休校を解除する動きがあります。本気ですか?なんてアホなんだろうか?って思います。

日本の新型コロナウイルスの対策として3つの密を避けてくださいというのがあります。いわゆる3密というやつ。以下の3つの密が重なった時に感染が起きやすいというやつです。

①換気の悪い「密閉」空間
②多くの人の「密集」する場所
③近距離での「密接」した会話

どうでしょうか。私は学校という空間はこれら3つに該当するだけでなく、3つが重なる空間であると思うんですよね。
大体どこの教室も机は引っ付くくらいの距離感で割とギュウギュウでしょう。海外で言われているソーシャルディスタンス(人との距離を取りましょう)という距離は1.8m離れましょうと言われていますが、そんなの絶対無理でしょう。
生徒を分散させて授業を行うことが可能であれば解消されるかもしれませんが、教室と教員が2倍になります。もっと必要な場所もあるでしょう。これって実際にできるんでしょうか。
さらに換気を十分に行うというのは、例えば吹き込むような雨が降っている日。砂が舞い上がるような風の強い日。こんな日も窓を開けっぱなしにできるんでしょうか。私にはできないと思います。
③は授業中なら発声を少なくすることは可能でしょう。でも休み時間はどうでしょうか。そこまでコントロールができるでしょうか。私にはできないと思います。

さらに言えば、マスクの供給は不十分。布製は感染抑止に効果が薄い。アルコールや石鹸も供給不足。校内の水道の水栓の数的に十分な手洗いをするためには休み時間は30分とか取れるのか?取れない場合は時間内に手洗いを済ませようと水道に人が密集する。音楽の授業はどうする?家庭科は?体育では人は密に接触するのでは?。解決できていない問題が数多くあります。

ではなぜ学校を再開する判断をするのか?
これは国の専門家委員会にも原因があります。国の専門家委員会では「学校で感染が広がったというエビデンスは得られていない」としているんですね。
エビデンスっていう言葉は「証拠」とか「根拠」というもので、つまりそういう事例が無いって話なわけなのですが、それはそのはずで世界中休校しているからそんなものは存在しないわけです。

以上のことから私の考え方はこうです。

①学校は3密の場所である。
②学校側で3密を避ける準備ができない。
③学校側だけでなく、保護者側も含めマスクや石鹸など準備ができない。
④感染・死亡例には0歳〜全ての年代が含まれている。
⑤学校を休校することは最も経済的な損失が低い

以上5つの理由で休校措置は継続すべきというのが私の結論です。
これは学校だけでなく、幼稚園や保育園なども同じです。
命あってこその勉強。死んでしまっては学んできたことは一切意味がありません。親がすべきことは子供を守ること。学校が再開するとしても行かせない判断をした方が良い。私はそんな風に思います。
そして再開という判断を下した人たちをよく覚えておきましょう。その人たちは信頼を寄せるに足らない人たちです。子供たちの命を軽視している人ですから、軽蔑して構わないと思います。

失った命は元には戻せません。いくら後悔してもダメ。
命は経済などと天秤にかけるようなものでも無い。

私はそんな風に思います。
ひとりひとりがしっかりと考えて、行動すべき時にきていると思います。

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