仕事ができる人は、仕事ができる人にしか分からない

みなさんおはようございます、ユシアです。

昨日は会社の忘年会でした。
なかなか楽しかったですが、飲み会に行くとしゃべり過ぎてしまうので
喉が疲れます…。
明日はマスクをして出社かな。

今日はとある僕の考え
「仕事ができる人」は「仕事ができる人」にしか分からない
というものについてお話ししたいと思います。

「仕事ができる人は、仕事ができる人にしか分からない」

この言葉は少し分かりづらいな、と思うので
やや極端ですが、１つの例を挙げます。

僕は食事中に「肘をつく」ことは行儀が悪い
と考えているのですが
そんなに抵抗がない人もいれば、その事すら知らない人もいると思います。

「肘をつくのは行儀が悪い」と考えている人が、食事中に肘をついている人を見たら
「あの人はお行儀が悪いな」と感じますし
逆に肘をつかずに食事をしている人を見れば
「あの人はお行儀が良い人だ」と考えると思います。

（肘をつかないことが「当たり前」な人は
肘をつかないことがプラスの評価にはならないでしょうが
それが出来ていない人が多いと感じる人は
上記のように考えるのではないかと。）

しかし逆に「肘をつくことを悪いことだと認識していない人」が肘をついていない人を見ても
何も思わないでしょう。

つまり「肘をつかないことはお行儀が良い」と知っている人しか
「肘をつかずに食事をする人」を評価できないのです。

僕のがこの事を強く感じたのは、ある飲み会に参加したときです。

僕の会社は中国の会社から派遣の方を雇っているのですが
その会社の人が食事会を開催してくださいました。

その食事会で向こうの会社の人を見ていて気がついたのですが
みなさん必ず、こちらの社員（その会社から見たらお客さん）と乾杯をするときに
自分の方が低い位置でグラスを合わせていたんです。

最初にその事に気付いてから
「もしかして、みなさん意識してそうしているのかな」と思い
最後まで意識して見ていたのですが
僕が見ている限りでは、一度もこちらの社員よりも
グラスを高くして乾杯をしていたときはありませんでした。

乾杯の時は目上の人よりもグラスを下げる
という作法があることは知っていましたが
それを実践していると感じた人は、今までに見たことがありませんでしたし
僕自信も「知らない人の方が多そう…」と思っていたので
それを意識したことはありませんでした。

だから、その中国の方たちを見てすごくビックリしたのと同時に
「中国人って礼儀を大切にする、と聞いたことがあるけれど
本当なんだなぁ」と思ったんです。

ただ、それを相手の人（この場合はこちらの社員）は
気付いているだろうか、知っているだろうか
と疑問に思いました。

あちらの社員の方は、こちらの人にこうして敬意を示してくれているのに
僕の上司は気づいているのだろうか、と。

恐らく気づいている人もいると思います。
上司たちが若手だった頃は
そういう上下関係やマナーは、今より厳しかったと思っているので。
ただ、もし知らなかったとしたら

あの人たちの敬意は、こちらには伝わっていないんだろうなぁ……

とその時に考えたんです。

マナーや作法を知っている人しか
その気持ちを受け取ることはできないんです。

以前Twitterでもこんな話を見たことがあります。
大分前に目にしたもので、詳細はあまり覚えていないのですが
お客さんから上司宛に電話がかかってきたので
「◯◯は不在にしております。」
と答えたところ、電話口の相手にお説教をされてしまったとのこと。

その内容は「自分の上司を呼び捨てにするとは何事だ！
目上の人間には敬意を払いなさい。」
というものだったそうです。

お客様とお話ししているときに
内部の人間に敬称をつけない、というマナーは一般的だと思いますし
（それが良いか悪いかは別として）
その方への敬意を示した結果なのですが
その気持ちを受け取ってもらえなかった、ということだと思います。

こんな風に「正しい評価ができる人」は
「正しいことが何かを知っている人」であり
「人の気遣いに気づく人、受け取れる人」は
「人に気遣いをできる人」だと僕は思っています。

つまり今日の記事のタイトルにしたように
「仕事ができる人が分かる人」は
「仕事ができる人は何が出来るかを知っている人」であり
「仕事が出来る人がやっていることを知っている人」は
「それを実行できる人（もしくはしようとしている人）」ではないでしょうか。

僕は就活の時に、面接でよく
「仕事ができる人って、どんな人だと思いますか。
どんなことができる人は、仕事ができると感じますか。」
とよく聞いていました。

まだまだ新人の僕がこんなことを言ったら生意気かもしれませんが
その返答でだいたい、この人は仕事ができる人なのか
分かったように思います。

この記事を書いていて、久しぶりにこの質問を思い出しました。
今度機会があれば、また誰かにこの質問をしてみようと思います。
（というか、今日の飲み会でしてみればよかった！！）