根性時々強情ぱり

小学6年生の時
私は学校のジャングルジムから落ちて
足首の靱帯を伸ばすという怪我をしました。

その日は
入学式の準備を終えて
校庭で遊んでいたのです。

「はーい!集まれ!」
先生の声に
慌ててジャングルジムから降りようとした私は足場に足が届かないのに気づき、
力一杯伸ばしやっと足がついた瞬間
「グキ!」
嫌な感触…

い、いたい…
そのまま倒れ込みました

同級生は私がふざけてるんだと思って
ゲラゲラ笑っていました。

いつまでも立ち上がらない私
異常に気がついた同級生
私のそばにきて…

大変だ!先生呼んで!

同級生の声に驚いてやってきた先生

すぐ保健室に!

私は同級生の肩を借りて保健室に

保健の先生は
ひょっとしたら折れてるかも…
と恐ろしいことを言ったのです。

すぐに親が呼ばれましたが、

今のように車を持っているうちは少なく、
いや、いませんでしたから
母は自転車でやってきました。

自転車の後ろに乗り、自宅に帰り、
外科に向かいました。

向かいました…
実は、そんな簡単な事ではなく、
外科はバスで30分かかります。
しかもバス停まで5分
歩けないのに、その距離は無理
どうやって行ったのか…
記憶がないのです

とにかく病院でレントゲンをとった結果
骨折はしていなかったのですが…
靱帯が伸びていると…

足をぐるぐるに固定されて帰ってきました。

翌日、行きは母に自転車に乗せられて通学、
みんなの目が恥ずかしくて、何度か降りようとして
「もっと、凄い怪我になったらどうするの!」と烈火の如く怒らました。

学校に着くと、第二関門。
6年生の教室は3階
もちろん、エレベーターなんてありません。
先生に付き添ってもらう、おぶってもらうなんて、下級生の前で恥ずかしくてできない!

一瞬悩んだ末、階段を片足で登る作戦を取りました。

手伝おうか?という同級生の声に
「大丈夫、遅くなるから先行って」と
強がりました。
いや、できる!と思っていたのです。

まぁ、登りきりましたが(笑)

ひぃひぃ言いながら教室に入ると
「まじかー!」という声が

教室の移動が難しいので体育と朝礼は免除になりましたが、

「あんなのさ、やりたくないからじゃないの?」という子もいました。

そんな子を見返したかったのか、
ただの強情張りだったのか、

下校時は、片足ピョンピョンで
家まで帰りました。

片道15分
そこを片足お化けのように
ピョンピョン飛んで30分かけて帰宅していました。

「何やってるの!迎えに行ったのに!」と
母は怒りましたが、
「恥ずかしくて待ってるのが嫌だし、いつ終わるかわからないからやだ」というと
母はしぶしぶ
「仕方ないわね」と。

そのうち、登校も一人で行くように

因みに、私は運動神経など
「無」に等しいです(笑)

そうやって、数ヶ月通った結果
私の足は片足だけ、
立派な筋肉質になりましたが、
片足は痩せ細ってました。

何故、松葉杖を貸してくれなかったのか…
子供用がなかったのか…
リハビリが必要になるからなのか
全くの謎です

怪我をした方の足は問題なく…
と言いたいところですが…

足首を捻りやすくなり
よく足首を痛めてます(笑)

ジャングルジムから降りる時は足元に気をつけてくださいね。

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