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バイバイ

24年走り続けた
我が家の初代フォレスター

いよいよ
お別れの日が来ました

あっちこっち
調子が悪くなりながらも
あともう少し
あともう少し

ちょこちょこ治しながら…

車は何も言わないけれど
いつも、じっと
黙って家族の話を聞いてくれました。

息子の生まれた日
すやすや眠る息子を乗せて病院から帰ってきました。

心配で不安で泣きながら
病院に向かった日もありました。
少しずつ回復して喜ぶ姿を見ていたのも
彼でした

買い物に行って
たくさん積んで帰って来たり

色んな場所にもいきました。

彼はいつも黙って家族の話を聞いて
走り続けました。

単身赴任中の夫の足になり
寒い日も暑い日も
夫を助けてくれた大切な存在でした

家族みんな
この車が大好きでした

外見がぼろぼろになり
「まだ買い替えないの?」と言われたこともあります。

金銭的な問題はありました
だけど
彼には愛着もありました。

最後だからと
夫が綺麗に洗車
太陽の日差しがあたり
キラキラと輝いていました。

お別れの日
空は青空
ドライブ日和

くるまやさんの駐車場
止まってる姿は堂々としていて

よし!行くぞ!

って言ったら
鈍い音を立てながら
また、ゆっくりと走り出しそうでした。

バイバイ…
長年、家族のために
ありがとう
おつかれさまでした。

新しい車に乗り換えて
(中古車だけど)
新たな一歩
新たな想い出を刻むため
車輪は動き出しました

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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