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明治アーモンドチョコレートに愛を込めて*バレンタインデーが終わった

いまさらながら、2月14日はセントバレンタインデー。

記念日のあれこれを覚えるのは苦手・・・。

大事な人たちのあれこれは別だけど、
あまり商業ベースに乗っていなければ、
気にならないものなのだなと思うこの頃。

とは言え、さすがにバレンタインデーは、歌も聞こえてくるし、
チョコ代金の徴収はあるしで、社会の潤滑油的イベントと意識している。

身近にチョコレート嫌いの人がいるけど、なんでだろうなあと不思議。

体が受け付けないということは、
腸内フローラが個性的、とかの理由があるんだろうか?

一緒に飲んではいけない薬:
モノアミン酸化酵素阻害薬(フェネルジン、商標名ナルジル):抗うつ薬として処方されます。
メチルフェニデート(商標名リタリン):抗うつ剤として処方される中枢神経系刺激薬
アンビエン(ゾルピデム):不眠症や不安の治療のために処方され、イミダゾピリジン(鎮静・催眠薬)の一種です。
理由:
チョコレートをモノアミン酸化酵素阻害薬といっしょに摂ると、血圧を急上昇させることが報告されています。
メチルフェニデートといっしょに摂ると、中枢神経系への興奮を強烈に刺激してしまうことが報告されています。
アンビエンといっしょに摂ると、その鎮静効果・不安解消効果を阻害してしまうことが報告されています。

薬といっしょに食べてはいけない食べ物|意外な食べものが危険だった!? | ソフィアウッズ・インスティテュートの公式ブログ「図書室」 (sophiawoodsinstitute.com)


確かに、原料のカカオはもともとは強壮剤のような薬として、
使われていたので、単純に嫌いな人はいるのかもしれない。

チョコレートというと真っ先に思い浮かぶのが、
明治のアーモンドチョコレート。

ナッツ類が好きな人が好きで、これでよくやりとりしていた。

アーモンドチョコレートの箱を引き出すと、
つやつやとラグビーボールのような形が、ゆらゆら可愛く並んでいる。

ある日いたずら心が浮かんだ。

つやつやの1個を、半分かじって箱に戻して、それをあげた。

反応はない。

しばらくすると、3個かじられたあとのチョコが混じった
アーモンドチョコレートをプレゼントされた。

敵も負けるつもりないのね、と思って、
続いて、全部半分かじったアーモンドチョコレートをプレゼントした。

反応はない。

しゃくだったので、
チョコを半分だけ、器用にかじり取った1個を作って箱に戻してみた。

これなら造形的にも、心に刺さるかも知れない。

反応はない。

頭に来て、アーモンドチョコレートなのに1個を除いて、
全部アーモンドにして箱に戻したのをあげた。

反応はない。

さらに頭にきた。

なんで?

そのあとの3月の誕生日に、アーモンドチョコレートの箱を2つ重ねて、
自分でリボンをかけて「プレゼントだよ」ってくれた。

心の中で( お金ないから仕方ないな~ )と思いながら、
(絶対なにか仕掛けがあるはず!)と、どんなチョコレートか気になった。

2箱とも、胸のドキドキを爆上げするようにセロファンがはずされてある。

2箱に意味があるかも知れないし、単純に倍返しの敵の戦略かも知れない。

上の1箱を引き出した。

アーモンドチョコレートは同じ形で揃っている。

おそるおそるひとつを口に入れる。

「変なもの塗ってない?」

「まさか。子供じゃあるまいし」と、鼻で笑う。

さりげなく嫌味を混ぜるところに、騙されないぞと思う。

2箱目を引き出してみた。

白いチュールの小さな巾着袋が入っていて、
金色のチェーンに石のついた、お手製の綺麗なペンダントが姿を見せた。

「金は柔らかいけど、ちょっと苦労した。どう?気に入った?」

「 …うん、素敵 。ありがとう 」

ペンダントを引き出した時に、
開けた箱から、ふわっとチョコレートの香りがした。

「チョコレートは全部にキスして、箱に戻したんだよ」

彼はペンダントを持って、
私の背中の首元に回り込んで、魔法をかけるように言葉を吹きかける。

いつもこんな風に私を黙らせる。

明治アーモンドチョコレートのあの箱が、
いつまでもあの懐かしい包装のままであってほしい。


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