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感情労働者は懺悔する

日々のさまざまな刺激は、人それぞれ「勉強」と言ったり、
「労働」と考えたりすると思う。

労働者には「肉体労働者」の他に「頭脳労働者」がいるらしい。

らしい、と書いたのは、その区別はおそらく分かっているけれど、
肉体労働者も頭脳労働は必要だし、
頭脳労働者も肉体労働は必要だと思う、不確かさからだ。


と、ここまで書いて、あるサムライ業の女性の方との話を思い出した。

「それって男の仕事でしょ?」と言われたのだ。

(いや、あなたは重いものを運ぶ時にいちいち男を探すのか?)

と、いうような疑問。

(あなたは20キロ位のお子さんを抱っこしないのか?)

と、いうような疑問とか。

確かに、純粋に仕事上では、
彼女はボールペンより重いものは持たないように思えるが。

仕事柄さまざまな職種と渡り合っているはずなんだが、
その背景まで目を向けたら、彼女の言う、
「男の仕事を女がしている」人がなんと多いことか驚くはず。

思い込みや刷り込みなんかの、知らず知らずの洗脳って、
誰しもが受けてるんだな、と思わせられる。

そもそも「頭脳」と「肉体」との区分け自体が間違ってないか?

「頭脳労働者」というと組織の一員、というイメージがある。

会社員とか公務員とか、あらゆる雛形やマニュアルがあって、
それに沿って上司に指摘されながら、
株主の意向に沿って頭を動かすんだよね?

自分を殺すし、曲げるので、楽ちんではなく、ストレスはたまりそう。

「肉体労働者」というと組織の一員、というイメージあるある。

言われたことと決められた仕事を、淡々とこなせばいいだけみたいな?

結局どちらも同じじゃん。

どちらも歯車。

昨今はエッセンスワーカーにもあてはまるような、
「感情労働者」も世の中に多い。

心をすり減らして「傾聴」することが大事。

受け入れて、相手を尊重し、聞く耳を持つことが大事。

ひとりで仕事しても、結局はいろんな人とのつながりがある。

まるっきりのひとりの仕事ってなんだろう?

ふと思いついたのは漫画家とか研究者とか。

いや、でも、外部の人が関わるだろうよ。

あと、炭鉱従事者みたいな。

いやいやチームワークも大事だろうよ。

やはり、すべての人が感情労働者と言えるじゃないか。

分けることに無理があるから、
分けて差別することに目的と意義があるんだろう。

対立を作ると楽だとか。

言葉って便利なもんだからね。

頭脳労働者も肉体労働者も、すべては感情労働者。

労働者は労働者であって、対立するのは単に支配者しかいない。

誰にも支配されていない、と思い込んではいるけれど。


いえ、長らくウォッチングしてた都知事選の感想なんですが。

「怒り」の感情というものは「懺悔する」という感情で、
あっと言う間に静まるらしいですね。

選挙というものはうまく出来ているなと思った。

「頭脳」も「労働」も「感情」も取っ払ってしまえば、
おそらくみんなただの労働者になる人がほとんどだ。

みんながそれぞれ、「労働者」すら取っ払って、
冠のつかないただの自分になれば、
支配者を選ばず、ヒーローに近い人を選べるんだと思うんだが。

瞳のキラキラ輝く、アンパンマンみたいな人がいいんじゃない?

上に立つ人に一番必要な能力は、適材適所に人を使えること。

世の中に明るい希望を見せる、おひさまのような人であればいい。

最高の人たらしであるべき方が、決められた。

「努力が足りなかった」

「力不足でした」

懺悔するんじゃなくて、怒りの火を燃やし続けるべきでしょ。

支援者の力まで奪ってしまうことに気が付かない。

選挙がお祭りだと言われるのは、
昔々は祭事まつりごと政事まつりごとが同語で、
語源は奉仕事まつりごとという神様に仕える意味だからと思っていた。

現在は、単純に踊る阿呆と見る阿呆が集まるだけなのかも知れないね。

日本語通じるなら、原点に立ち返ろうよ、というボヤキ。

うちら懺悔なんてしなくていいはず。

支配したいだけの人はダメでしょ。

もと都民でしかない、通りすがりの者ですが。


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