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さよならだけが人生だ*毎日note240日を前に

勧酒

君に勧む金屈卮きんくつし

満酌まんしゃく辞するをもちいざれ

ひらけば風雨多く

人生別離

作者 于武陵

井伏鱒二の名訳がこうだ。

この盃を受けてくれ
どうぞなみなみつがしておくれ
花に嵐のたとえもあるぞ
さよならだけが人生だ

30日ごとに自分の思いを綴っている。

ふと、これは終活のひとつなのかな、と思って見たりする。

長生き家系ではあるけれど、いつどうなるか分からないし。

娘達には長い長い遺言にもなってくれるかも知れない。

ここに彼女たちの見知った母親がいるだろうか。

noteを漂流していると、いろんな文章といろんな思いに出会う。

好みの料理が載ったテーブルで、知っているつもりの顔が集まって、
あるいは知らないのに懐かしさを感じる人達があつまって、
なんとなくただ寄り集まって、笑いや優しさをふるまう。

世界はきっと生きやすくなると思う。

それぞれが多国籍料理を持ち寄ったテーブルで語り合う時は、
誰かしらのお喋りが絶えなくて、熱気にあふれて、
そのエネルギーに触れて、刺激され、応援の背中を押しあう。

世界はきっと希望に手が届きやすくなると思う。

ただ書きこむ。
書きたいことを理由もなく書き込む。
好奇心や体の中に抑えておけない思いが、言葉を借りて、
文章になって、画面と人の心の中を無遠慮に埋め尽くす。

あらゆる熱情や怒りや迷いに、この手を出しかけて、ふと立ち止まる。

これは受け取るべきものか、跳ね返すものか、
拒絶の波に捨て去るものかと迷いながら、大きく手を広げて見る。


100人のビューのうち、99人がスキを押しても、
たった一人のコメントには敵わないことがあると思う。

ただの通りすがりの人の言葉に、
これからを考えたり、助けられたり、
気楽な気持ちになったり、欲しい情報を得られたり、
そのタイミングの縁を、どれだけうまく掴めるかで、
その日一日の楽しさを左右することもある。

いつも笑顔でさよならできる出逢いになればいいな、と思う。

いや、さよならの瞬間に笑顔なんて挟み込む余地はないよね。

綺麗な涙を流せるさよならに多く出逢いたい。

そして、いつも笑顔の私を思い出してくれますように。

あと何十年かは生きるつもりなのに、何を考えてるんだ私は!

私の、唯一無二の桃源郷を作るまでは、がんばります!

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