水生植物を見ながら、『反応しない練習』を考える
先日、水生植物を買いました。どうやって育てるのか店員さんに聞くと、「水につけてください」との返事……。
「え、どのくらいのお水に入れればいいのですか?」「どのくらいでも、水の中に入れてもよいです」
水生植物、全然わかっていなかったということで、とりあえずお付き合いをはじめました。毎日様子を伺ってみると、スクスク育つ子とイマイチ元気のない子がいて、面白いです。彼らのとは成長の度合いでしか対話できず。
そうやって植物と対話しながら、ふと思い出して『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』草薙龍瞬 (著)を読みなしてみました。
著者は草薙龍瞬さん、僧侶であり、著述家であり、講演活動などもされています。ブッダの教えを現代の問題点に置き換えて丁寧にされている本です。
まず書かれているのは
すべての悩みを根本的に解決できる方法があります。それは──〝ムダな反応をしない〟ことです。
でもそれは、
無理してガマンすることや、無視すること、無関心でいることではありません。
ここで、んんん???となりますが、
ブッダの教えとは「心のムダな反応を止めることで、いっさいの悩み・苦しみを抜ける方法」のことです。
といきなり核心をついてきます。
悩んだ時には
1)自分は一体何に反応しているんだろう
2)この感情はどこから来るんだろう
って考えてみることがとても大事ですよね。悩みからちょっとだけ距離を置いて肩の力を抜く、これだけでもだいぶ楽になります。
判断をやめる
でも私の経験上、まあまあ重い悩みは「わかっちゃいるけど、やめられない」んです。そこで、ブッダからの特効薬は判断しないこと。
「自分は正しいからくる良い、悪い」「好き、嫌い」など、これが他人に向かっても自分に向かってもロクなことにならないってことを、著者は伝えています。
判断すること自体が「気持ちよい」ことが理由でしょう。良し悪しや、正しい・間違っているといった判断は、それだけで「わかった気」になれます。結論が出せた気がして、安心できるのです
この「判断」ってヤツが毒素だったのか! では、いかに、この状況から脱するか?
どんな判断であれ、「執着」してしまうと、苦しみが生まれます。というのは、現実はつねに「無常」──変わりゆくもの──だからです
この苦しみから逃れるには、判断しないことと、その気持ちをすぐに手放すことしかない。
コツはただ眺める
ここで、考えたのは「相対化」です。自分を離れるために、視点を移動してみてください。自分にこだわるから苦しいのであって、他人の視線、世の中の視線、さらに地球視線、宇宙視線とどんどん移動してみると、いろいろな軸が見えてきます。理解しなくてもいいと思う。ただへーって眺める。
案外、言葉を発しない草の様子をじーっと眺める、そんな感じなのかもしれませんねぇ。あ〜だから、この記事を書こうと思ったのか。
さて、一通り眺めたら自分に戻って、苦しい、手放せない自分をまずは許してくださいね。(ここで自分を攻めないでくださいね)
深呼吸したら、楽しいこと、面白いことにフォーカスしてみましょう。あなたの周りには素敵なことがいっぱいありますよ、ありますとも。
水生植物もっと増やそうなか〜〜〜?
オーディブル版にも対応している、こちらの本、『反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」』草薙龍瞬 (著)では、ひとつひとつブッダの言葉も入っているので、それも心に沁みますよ。
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