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PEX_001 展示経験ゼロの僕が個展を開くまで sono1

展示経験ゼロから個展を開くまで。それを記録していこうと思います。
個展・・・僕の場合は、写真展示の個展です。これを書いている時点(2021.8.16)では、グループ展示は愚か写真をどこかに印刷して見せるということすら経験ありません。きっとこれから展示に挑戦する人には有益な情報になるかもしれません。

1.まずは動機化

この記事を書くにあたっても、動機があります。そう、物事を始めるときは何か自分の内側からの欲求が湧いていることがほとんどです。展示を行ったりやフォトブックを作るにしても動機がなければ始まらない。内側外側問わず、まずは動機です。

<今回の動機>
・オンラインサロンの合同展示に参加することがきっかけで興味が湧いた
・展示について知識が全くないことに全俺が泣いた

SNS上で人に見てもらうことは喜んでやっているくせに、リアルワールドとなるとなぜか二の足を踏む。幾つかハードルがあることが経験上わかっている。これが障壁でした。やること自体に基本躊躇はないタイプですので、やろうと決めたことはステップを踏んで進めたい。展示を行う理由は、「僕の写真を見て欲しい」で今は十分。公共性や公益性を意識すれば、シャワー効果で多くの人とのコネクションを得られることは承知しているものの、起点を「己」に置いておきたく今回は自らの最終目的地=個展と決めました。

とはいえ、書いたとおりで知識はゼロ。ベースがないからこそ、知識を得ることから始めます。つまり、動機化の次は情報収集です。

2.展示に必要な情報は

リアルワールドで写真を展示するにあたって必要な物事で思いつくものを羅列してみましょう。

・展示にあたってのコンセプト
・写真・・・撮影(何をテーマに誰を/何を撮る)・印刷(どこでする?価格?)
・会場・・・どこに何がある?費用は?予算は?
・額縁・・・えっと幾つ必要?サイズは?
・展示費用の調達・・・いくらかかる?

思いつく限りとはいえ、これでは全くできないはずです。加えて言えば「えっと、他に何かあるかな?」状態です。
実は僕自身、大学時代と社会人になってから演劇の公演を主催した経験があり(どちらも大赤字でした。今ではいい勉強でした)、人を動員する難しさ、宣伝等に関わる経費、もちろん、上記に挙げた物にかかる費用はある程度想定ができます。加えて言えば、ハコモノで展示やイベントをする際には設営が必要となり、それには必ず「人手」が要るわけです。もちろん、一人でできることもありますが状況を考えるとおそらく一人で全てをこなすことは難しいというのも薄々気付いています。まあ、進めるにしても面倒なことが多い。そう思っていただけるとわかりやすいです。
ちなみに、この時点で下記もきっとネックになると想像しています

・展示する写真を掲示する方法(貼るの?ピン留め?吊る?)
・搬入・搬出・運搬
・展示におけるマーケティング(立地や客層、人流の想定)
・展示期間中に在廊できるか

演劇の公演であれば、稽古がありその場所、大道具の制作、衣装、音響関係の選定と申請、場所、広告宣伝、まあ総合芸術なので挙げれば限りないのですがかなりの領域を自分一人でやっていたなと思い返します。ではこういった情報を整理しているものがないか?が次に思考を回すところです。

3.情報を手に入れよう

展示をするにあたって、情報の収集が欠かせないと考えました。
幸いにも、オンライン上には多くの情報があり、時間さえあれば必要な情報にリーチすることが容易になっています。では、情報の収集方法をまとめてみます。

・インターネットで調べる
・展示経験がある人に聞く(繋がりが必要)
・実際の展示を見に行く
・グループ展などに出展して知識と経験を増やす(体験・体感)

最も簡単な方法は、インターネットで調べること。ここに多くの情報がある程度体系化されて掲載されていると予測しました。次に経験のある人に聞くですね。今僕の中で最も有力な情報と考えています。実際に展示をしているグループ展なり個展なりを見に行くのも情報収集(見る・聞く)では有効に感じます。そして最後に、出展する。百聞は一見に如かずと言います。経験に勝るものはないので、経験することがベスト。この記事を書いている時点でのベストな選択肢は・・・

自宅写真展をやっちゃう

でした。「いや、何それ?」って感じですが、自宅を展示スペースと見立てて、自宅プリント、パネル作成、設営、配置などを学ぶことが最もリーズナブルな経験を積む方法では?という結論です。僕自身が意外にも石橋を叩きすぎて渡るタイプでもあり、個人でできるクオリティの検証、制作にかかる日数や工数、費用、ツールを理解するうえでここから取り掛かろうとしています。
実は今日、博多にある東急ハンズで写真を貼るためのパネルを買ったりと仕込みをしてみました。というわけで、次回「自宅展示に挑戦する」です。

今回のまとめ
「やると決めること。展示をしたい!しよう!という決意、その動機化が大切」

それでは次回記事をお楽しみに!

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