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#23 読書記録:あぁ、こういう場面って会社でもあるな…と思う話—失敗の本質Vol.1

盛大にさぼってしまったので何か書こうと思う。
今日はTOEICであった。なんかいつもよりは解けていたような…でも、こう思う時って、実はあんまりできていない時の方が多い気がする。こういう時はだいたい2択まで絞り込んで外す。なので、結果は期待しない。まぁたいして勉強してないから、悔しくもない。

本題。
失敗の本質を読書中。第一章の沖縄戦のプロセスを読んでいる。ようやく半分を超えたあたり。熟語が読めない(読めても意味が取れない)のと、地理的な条件他、いろいろわからないのがあって、調べながらじゃないと読み進められないので、読書の時間はかかる。
第一章は、ノモンハン、ガダルカナル、ミッドウェー、インパール、レイテ、沖縄の6つの作戦、戦闘について、それぞれの経過の詳細に加えて、アナリシスとして俯瞰したまとめが書かれている。正直、これらの戦闘で幾多の命が失われたと思うと苦しいし、読み進めるのがつらい。

…が、それを少し脇において、抽象的にとらえてみると、組織論としてはかなり学びがある。深い。
ビジョンが明確でない、忖度の横行、みんな「これやばいんじゃない?」と思っているのに誰も自分からは行動を起こさない、二つの部署の意見の折衷案的な行動目標、耳障りの言いふわっとした言葉でまとめる、本音と建前、戦力の逐次投入。日本的だなぁと。…ただ、自分は日本企業にしか務めたことがなくて、その組織しか知らないからそう思うだけで、世界中どこでも起こり得ていることなのかもしれないなとも思う。
会社の場合は、失敗しても死ぬことは、ほとんどない。ただ、関わっているメンバーが少なからず「コレやばいんじゃない?」とか「意味ないんじゃない?」って思ってるプロジェクトが、そのまま進んで行くことはある。一度始めたらやめるのは難しい。やめるためにすごく努力と時間を要する。なので、失敗するのがわかっていながら、やらざるを得ない状況に追い込まれる。だいたいそいうときは逃げられないから、中の人はボロボロになっていたりする。自分にも多少経験がある(働きすぎて、倒れる直前まで止めてもらえなかった)

自分の経験をもとに、メンバーにはこういう思いしてほしくないと思っている。こういう状況に陥らないようにするにはどうしたらいいか…本書を読んでいるとたくさんの問いが生まれる。もちろん戦争や軍とは次元が違うけど、そういうちょっと引いた視点でも考えながら読んでいく。


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