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本メモ_インドビジネスのルール

インドにある会社への転職が決まり、『インド人コンサルタントが教えるインドビジネスのルール』を読んだので、メモを残しておこうと思います。

ざっくり感想
「読んどいてよかった!事実確認が楽しみ!」

信じられないくらいざっくりしてますね。とにかく行く前に読んでよかったということです。

それではここからは本の中で「へぇ〜!」と思ったことをピックアップ!

インド人起業家は楽観的な人が多い。なぜならカルマを信仰しているから!

このタイトルが出てきたときにスッと理解できる日本人は少ないのではないでしょうか。
「カルマ」と聞くと宿命が連想されますが、そうではなく「行為の概念」を指すとのことです。
多分、もののけ姫の最後あたりでトキが言ってた「生きてりゃなんとかなる!」と同じパッションではないかと予想してます笑。
特に確信的な理由はなくても実直に善い未来につながることを重ねていけばまた道は開ける、みたいな。違うかな?笑 現地で感じとれるか楽しみです。

また、このように信仰の深い人が多いインドですから、インドの事業計画に取り組む時には、宗教的迷信の影響についてインド人の取引相手に確認することが必要らしいです。
占星術で然るべき時がいつかなど聞く人もいると書かれていました。
わたしも現地で占いできるのかな?できるならやってみたいものです。その前に占いで使わる英語を勉強しなくては。そもそも占いとも違うのかさえわかりません。異国ってやっぱり謎が多くて魅力的。

ジュガードしまくる

ジュガードって?
わたしも初めて聞きました。どうやら「何とかアレンジして問題解決を行う」ことを指すようです。

インドに行ったことがある人はわかると思いますが、めちゃくちゃ「No probrem」と言ってきます。真顔で。「いや、絶対問題ありやん!」と逆に怪しいなと思った記憶があるのですが、この本を参考に考えると「ジュガードの精神で何とかできる」ということだったのだろうと思います。

「何とかアレンジして問題解決を行う」のアレンジとはどういうことかというと、例えば「あー!ラッシー作る機械壊れた!1日に大量に出すのに!」というシチュエーションの時に「洗濯機でいけんじゃね!?」となる思考法と認識してます。なんてアグレッシブ。
つまり、今ある人脈や持ってるものを駆使して問題を解決へ導くことだと思います。これも体験できるのかと思うと楽しみです。あ、でもインドの皆様、わたしの許容範囲でお願いします。ラッシーFROM洗濯機はビビる。笑

時間どおりの待ち合わせは「偶然に起こる」

なんとも日本人には到底理解できない理論。もはや理論にもなっていないでしょう。
この考え方でいくと日本での電車の正確さは神によるスーパービクトリーハイパー奇跡と言っても過言ではないと思います。ネイティブインド人たち、マジでビビるんちゃうかな。

どれくらい大雑把かというと、

インド人が「昨日」何かしたと言ったら、それは先週のどこかでそれをしたという意味。

らしいです。
こちらも大真面目に答えようとせず適当に会話しようと心に決めました。

もちろんインド人が待ち合わせ時間に遅れてくることは日常茶飯事ですが、こちらが遅れてくることは良いと思わないらしい。なんっちゅー矛盾。人間らしすぎるぜ。

インド人はNOが言えない

インド人は自己主張の強いイメージがわたしにはありますが「NO」が言えないらしいです。「NO」の代わりに「やってみます」と言われるとのこと。逆に困るw

「やってみます」=「NOって言いたくないだけで、本当はできないんだ」と受け取るようにしようと思います。
日本人と違って意見をたくさん言って押しが強い印象でしたが、相手を傷つけたくないという優しさが垣間見えますね。

加えて、「できません」と否定されても怒らずに、微笑みながら要求を繰り返すべきで、期限など設けてせきたてると短気だとみなされ無礼に当たるそうです。
なんちゅうことや。問題解決の見込みでいいから時期知りてえ。忍耐力爆上がりのよ・か・ん❤️

まとめ

他にも多様性についてや日本とインドのビジネス文化(働き方や物事の決め方など)、地域によって政治の色があり政治がビジネス展開にも大きく影響するケースがあることなど、著者がビズネスコンサルタントだからこその知見もあり大変面白い本でした。

この本は2012年に発行されてるので今から10年前に出されてます。
もしかしたらこの10年で色々変わってるかもしれないので、答え合わせをするのが楽しみです!







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