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シク教と国境に触れるアムリトサル土日旅

6月の蒸し暑い時期。とはいえどこか行きたいそんな時。安い航空券を見つけた。アムリトサル行きの便だった。

目的はゴールデンテンプルと国境(Wagah border)のパレード。
今回は、ゴールデンテンプルとWagah Border、ご飯について記録しておく。

ゴールデンテンプル

ゴールデンテンプルには、昼と夜に行ったが、夜は清らかな雰囲気があり、心地よかった。とはいえ、寝に来ている人もいるので通路が狭く、隅から隅まで人々で溢れている。

夜のゴールデンテンプル内で見れる本堂。ライトアップされている。

昼間に行った11時頃、食事をいただいた。1mmもパーソナルスペースがないくらいごった返しになりながら人々は押し合い、食堂へ向かう。
食堂に向かいながらスタッフにパスされるお皿やカトラリーを受け取らなければならない。流れるプールの中、監視スタッフから浮き輪を投げてもらうような心境だ。
そして食堂につくと前の人の動きにならって着座。
お皿にはカレーとミルク粥と炊き込ご飯、チャパティが配られた。
大きなバケツからオタマ一杯分配給され、追加がほしければ頼むこともできる。無料で食べれるとはいえ、貧しい人々になった気持ちではなく、むしろ「皆で生きている」という一体感さえあった。

食堂の様子。立ってる人が食事を配っている
辛くなくて美味しい!

その後、一斉に部屋から出されるので、残さないように急いで食べ、自分のプレートを持って移動。これまたもみくちゃにされながら、プレートを回収係のスタッフに必死の思いで渡した。

食事の時間は何回かに分けられて行われているらしく、私たちが入った後は会場に入るドアが閉じ、待っている人がいた。こうして世界のシク教で一番の量の食事を無料で供給しているのかと納得がいくほど、人々で満ち満ちだった。

その後、手伝うことができるという噂をきいていたので、何となく参加しやすそうな皿洗い付近で物欲しそうに見ていると、「入りな」という手振りで仲間に入れてくれた。

食器洗い(コップ)を手伝わせてもらった

こうしてよそ者を受け入れてくれる性格は結構好きだ。
こうしてゴールデンテンプル、シク教体験は幕を閉じた。

Wagah Border

アムリトサルのゴールデンテンプル付近のホテルからボーダーへ向かうこと約1時間。

18時にパレードが始まるが、席が先着順でめっちゃ混むからと、15時に出発し、16時に到着した。外国人用の席があるという話を聞いていたのでアイス食べたり写真を撮ったりして過ごしていると、いよいよ人でいっぱいになってきた。
16:30には満杯になってきていて、外国人用席を探すため3人くらいのスタッフ(軍人)に聞いたが「インド人と一緒だ」と言われ、席を見つけられず、最上階の立ち見席となった。 

立ち見席のさらに後ろにも人がいるので、これでも場所を確保できたといえるほど、人で埋め尽くされていた。
17:30になるとミュージックがスタートした。軍や戦いがテーマの曲なのかは分からないが、クラブで流れていそうなリズムである。

会場で踊りに人が降りてきた。まさかの参加型

会場は国境を跨いだスタジアムのようになっており、地上でパフォーマンスが行われ、見下ろすように席がスタジアム式に並んでいる。(並んでいるというか座る広さのある階段という感じ)

18時になると、軍人エンターテイナーが地上からマイクで観客を盛り上げ、そして指定されたエリア内で観客が踊り始めた。パキスタンの方は見えないが、あちらも盛り上がっているのだろうか。圧倒的な人が少ないのでこの温度差に一抹の不安を覚えた。

それから、掛け声や音楽と共に軍人によるパフォーマンス。足を高く高くあげ、ズタズタとパキスタンの方に向かい、国境を挟んでパキスタン軍と同じ動きをしているようだ。もう少し、パキスタン軍の様子も見れたらいいのに。

皆パフォーマンスが見たいので、前の席の人が立っていると水をかけたりペットボトルを投げたりして「座れ!このやろう!」と一悶着あったりなんかして、本当に騒がしい。

熱気でサウナ状態になり、時刻は18:30頃。一部の人が帰り始めた。私は「全員が動く前にこの場を去らなければ会場で押しつぶされ、道路は大渋滞で動けなくなる」と予測し退散。
色んな意味で暑苦しかったWagah Borderだった。

食事について

わたしの中で食事は結構大事。
せっかくだから現地のものを食べたい。

行ったのはこちら↓

Bharawan Da Dhaba Amritsar ਭਰਾਵਾ ਦਾ ਢਾਬਾ ਅੰਮ੍ਰਿਤਸਰ

クルチャ

うまい、やすい。ローカル感あり。

Rehri Market近くの肉屋

目の青いおじが切り盛り
メニュー
アフガニスタンチキン

魚やソーセージもあるノンベジに優しいお店。アフガニスタンチキン美味しかった、ちょいと辛いけど

Kulcha land

ほぼ屋台の店内
メニューの少なさにプロフェッショナルを感じるw
大きな縦型釜でペタペタ貼り付けてつくる

安い、うまい。でも夏は暑い。

以上、アムリトサル旅の記録でした。

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