あなたの人生を変えたいとか

白神菜生子(しらがなおこ)と申します。
25歳、O型、女、好きな食べ物は茶碗蒸しです。
Instagramで日記を書いていたのですが、Instagramは字数制限があるので、ここをその代わりに使おうと思います。
日記とかじゃない、その時に思ったことも、ここで吐き出させてもらおうと思います。
トイレ感覚で書きます。

早速なのだが、思ったことを。
今回は今までずっと溜まっていた愚痴。
ただの愚痴。

私は昔から「あなたの人生を変えたい」とか「あなたの生き方を変えたい」とか「あなたの思想を変えたい」とか、そんなことを色んな人から結構な頻度で言われる。
知り合いは勿論、日雇いバイトで一緒になっただけの人、今、公園で出会ったばっかりの人にまで言われる。

その度、私は「私の人生を最後まで背負ってくれるわけでもない奴に、何で私が今までそれなりに頑張ってきた人生を変えられなきゃいけないのだ」と憤る。すごく憤る。
憤りが身体からも溢れ出て、涙と鼻水を垂れ流し嘔吐、数日間にわたって発熱する。
私にとって、「あなたの人生を変えたい」とかいう言葉は、それくらい殺傷能力の高い凶器なのである。

私が思うに、“思想”とか“生き方”は、それぞれの人間の根本にあるもので、それがその人をその人たらしめているものだ。
ましてや“人生”なんてその人が今まで過ごしてきたもの、その瞬間までのその人のすべてのことだ。
それをいくら知り合いだろうが、親友だろうが、恋人だろうが、家族だろうが、簡単に「変えたい」なんて言うことは「あなたのことを一回消し去って、その後、私の思い通りに動いてもらいますよ」という宣戦布告以外の何ものでも無いと感じる。初対面でそんなことを言う奴は通り魔だ。

「あなたの人生を変えたい」とか言う奴は大体が「あなたを幸せにしたい」と言う言葉をセットで言ってくる。
たぶんその人なりに、心からの親切心ではあるのかもしれないが、余計なお世話でしかない。
私は確かに、自分の思想や生き方、今までの人生に自信は無い。「変わらなきゃ幸せになれないんだろうな」と思うことばかりだ。
それでも、自分の根本に関わることは、あなたに変えられるんじゃなくて、色んな選択肢の中から、自分が選択して変えたい。
選択肢を提示してくれる人は親切だが、自ら他者の人生や生き方や思想を変えようとしてくる奴は本当にやべぇ奴。
そういう奴は、誰かが何十年もの間、一人でやりきろうと頑張って組み立てているジグソーパズルを、得意気な顔で勝手に手伝ったりするのだろう。

noteの１発目に、愚痴を長々と書いてしまったのは、愚痴が限界になる出来事があったからだ。

今日の夕方、散歩で立ち寄った公園で見ず知らずの人に「あなたの人生を変えたい」と声をかけられた。この人も善意ではあるのだろうと思うと無下にもできず、２時間弱、話を聞いた。
トイレに行きたくなったので「そろそろ用事があるので」と切り上げようとすると、「あなたの人生よりも大切な用事なの？」と怒られ、切り上げるのに失敗。
限界寸前に何とか話を切り上げたが、若干漏らした。
25歳にもなって、おもらし。

今までも「あなたの人生を変えたい」とかいう言葉にはすごく憤ってきたが、今日を境に、これからはより、憤るようになると思う。

でも確かに、こんな人生なら変えちまいたいとは思った。
悔しい。