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ハロヲタとして日プ女子を見ること

私はハロヲタだ。元アンジュルムの笠原桃奈がPRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS(日プ女子)に出ると知った時、もちろん喜んだけれど、桃奈ならやるだろうなと思っていたから、驚きはしなかった。

ハロメンが卒業発表する際、アップフロントプロモーションの社長がコメントするのが通例なのだが、桃奈の卒業に関する社長のコメントが、どのメンバーの時よりも印象に残っていたからだ。

アンジュルム、ハロー!プロジェクトで活動していくうちにたどり着いた、海外に身を置き歌とダンスを勉強したいという新しい目標。本人の覚悟と決断は相当なものだと思います。笠原の新たなチャレンジをメンバー、そしてスタッフ一同、応援したいと思っています。

「本人の覚悟と決断は相当なものだと思います」という文章が、はじめて読んだ時からずっと頭の中に残っていた。社長にここまで言わせるか、と。

そして2年が経ち、桃奈は本当に私たちの前に再び姿を現した。社長が言っていた通り、桃奈の覚悟は本物だったのだ。

私はハロヲタで、桃奈は元ハロメンで、だから桃奈を応援しているけれど、これは正当な理由だと思っている。なぜなら私がハロヲタで桃奈が元ハロメンでなければ、そもそも日プの存在自体知らなかっただろうし、興味も湧かなかっただろうから。桃奈が卒業発表時の宣言通り、ハロプロよりも大きな舞台に出てきてくれて、成長を見せてくれている。桃奈を応援する理由はこれだけでじゅうぶんだ(桃奈が魅力的なのは当然として)(他の練習生たちが同じく魅力的なのも知っている)。

私はアンジュルムの笠原桃奈を生で見たことが何度かあって、アンジュルムの笠原桃奈も大好きで、それをなかったこととして日プ女子を見るのは無理だ。前世という言い方はあまり好きではないけれど、前世があることもないこともひっくるめてその子の人生で、その子の人生ごと推すべきだと私は思う。

桃奈がアンジュルムの卒業スピーチで「私は明日からも私らしく変わらないものと変わりゆくものを抱えて進んでいきます」と言ったように、私はハロヲタとして、変わらない桃奈も変わりゆく桃奈も、応援し続けたい。

そして、日プ女子ではじめて桃奈を知って好きになった人たち。「アンジュルム時代の桃奈のことを知らない……」と落胆する必要はないよ、と言いたい。ありがたいことにYouTube上にはたくさんのコンテンツが残っているし、当時のAmebaブログも残っている。今からでも遅くない。たくさん見ればいいと思う。

練習生たちにそれぞれの人生があるように、見ている私たちにもそれぞれの人生や分岐があって、アンジュルムの桃奈を知っている人も知らない人もいるけれど、今、桃奈が練習生として日プ女子に参加していること。今、私たちが桃奈を見ていること。今、この時点で私たちは同じ分岐にいて、一緒に桃奈を応援することができる。共有することができる。それが本当に素晴らしく幸福なことだと思う。

桃奈は偉大なことを成し遂げようとしていて、とどまるところを知らない。桃奈の夢は果たしてどこまで続くのか。桃奈の夢の行き着く先を、私は見届けたい。

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