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(私の)人生、変えてくれ…!!

仕事を辞めたい。

海外に移住したい。

去年の夏、コロナに罹って1週間家にこもっていた時にいろんなことを考えた。

やっぱり仕事を辞めたい。

そして、ニュージーランドに住むという夢を叶えたい。

信頼できる唯一の上司にすぐに話した。

「海外留学に行きたいので今年度末での退職を考えています。」

もちろん、止められた。止められると思っていた。

「それは、止めて欲しいの?」「続けたい気持ちと辞めたい気持ち、何対何?」

その時の私はまだ強い意志がなく、揺るぎに揺らいだ。

そのあと、5時間ほどお酒を飲みながら話を聞いてくれた。

上司は私のことを思って「あと2年はいたほうがいい」と言ってくれた。

私も納得した。資金の準備も気持ちの準備もまだまだできていない。何より人間として未熟すぎる。

ここで何か結果を残したのか?もう少しここでの可能性を潰してからでもいいのではないか?

答えは保留となり、解散した。

それから1ヶ月の間、人生で一番自分と向き合った。

そして私は上司に「あと1年、働きながら考えます」と答えた。2年は長すぎる。

2年待ってからワーキングホリデーのビザを取っても、いわゆるギリホリになってしまいその後の選択肢が狭まると思った。

それから私は今の仕事に真剣に向き合った。研修を受けていたので自己研鑽もしつつ、私にできることは何か考え、全て行動に移した。

科内の仕事で不満に思うことは解決策を考えてすぐに上司に提案した。

科内でシステムを作ったほうがいいと思ったこともすぐに全員から意見を聞き取ってまとめて上司に報告、掲示できる表を作成して科内に周知。

上司は行動してくれる時もあれば、何度「あの件どうなりましたか?」と聞いても濁されるようなこともあった。

今までの自分なら「全てどうでもいい。私がやったところで給料上がらないし。」みたいな気持ちでやらないようなことを「後悔したくない」という気持ちを原動力にして全部やった。

そんな中、先月仲の良い先輩が突然退職を発表した。

仲のいい先輩だったので飲みに行った。そこで自分のことも全部話した。

先輩は「その夢は叶えたほうがいいよ。居ても意味のないところにいるよりも早く行動したほうがいい。自分のやりたいことを第一に考えるべきだよ。」

と背中を押してくれた。

確かに、去年の夏に「まだ続けよう。後悔しないように頑張ろう。」と思ってから今日までで私のとった行動が職場にとっても自分にとってもプラスに働いている気はしなかった。ここにいる意味を見出してはいなかった。

このまま続けていても何か意味があるのだろうか。あの夏から半年たった今もやりたいことは変わらないではないか。

うん、辞める!!

3月末に申告しよう。そしたら6月末に辞められるけどきっと延ばされる。それを見込んで、8月末でやめよう。

そう思っていたのだが、その2日後、相談していた上司に「その後の気持ちは変わったかい?」と突然声をかけられた。

「1:9です」「1が辞めるほう?」「いや、、、9で辞めたいです」

「そっか。あの時、あと1年って言ってたけど、年度末は仕事の引き継ぎとかで辞めにくいと思う。科長もいい顔をしないと思う。(そういう人なので。)だから、今年の3月末に申告してきっと全体の夏休み消化が終わってからとかで理由つけられて延ばされるから、それで8月くらいに辞めるのがあなたも動きやすいんじゃないかな。海外も9月始まりとか多いでしょ。」

私が考えていたプランをそっくりそのまま喋ったからびっくりした。

これは運が好転している証拠だ。この勢いに乗ればうまく行く。そう思った。

何かを始める時って全てのタイミングが揃ってこれ以上ないほど完璧な状態になることがあるけど、まさにそういう感じ。全てが私の背中を押しているとすら感じた。

私はその日帰宅してすぐに適当な留学エージェントに資料請求した。

翌日電話がかかってきた。少し話して、次の休日に面談の予約をとった。


そして、面談に行った。

まだまだ先のこと。とりあえず話を聞く。

そう思っていたが、提案されたプランがとても良かったので今の自分の中にある良い波に乗るようにしてその場で契約した。

自分のやりたいことのために頭を使ってお金を使って動いているこの感覚が嬉しかった。


科長への報告はタイミングを慎重に見極めないといけないのでまだできていないが、もう辞めざるを得ない状況は整っている。

今年、私の人生は変わるんだ。


・・・と、景気良く大きな一歩を踏み出したように感じたが、早速出鼻を挫かれている。

このことについては話せる時がきたら(自分の気持ち的に)書こうと思う。


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