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恋の終わり
恋には必ず終わりが来る。
必ず終わるものと分かっていて、それでも人は恋をする。
これも川村元気さんの「世界から猫が消えたら」の一節です。
恋は人が人生を生きる中で体験できる素晴らしい感情だと思います。
儚い感情でもあるのかもしれません。
つながった想いが、何かの事情でほどけてしまうこともあります。
その切なさは、切れないものが切れる痛みの体験です。
恋に落ちると世界に新しい色が1色追加されたような、新しい世界に身を置くような気分になります。
一方で恋が敗れると、新しい1色だけでなく、他の何色かをまとめて引き抜かれる気分になります。
それでも人は恋をするのでしょうね。
この一節には続きがあるようです。
それは生きることと同じなのかもしれない。
必ず終わりが来る、そうと分かっていても人は生きる。
恋がそうであるように、終わりがあるからこそ、
生きることが輝いて見えるのだろう。
生きることと、恋をすることは、案外近い体験なのかもしれません。
人生って切ないけど、それでも生きるし、恋をするのでしょうね。
恋の対象は人だけではないのかもしれませんし、異性とも限りませんし、その辺は人それぞれがそれぞれで良いのだと思います。
生きることに近い恋。
他人の事情にあれこれ言うのは控えるべきとも感じます。
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