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ル・マンに勝つのではなく

僕たちがル・マンに勝つのではなく、
ル・マンが僕たちを勝たせてくれるのであり、
今回は勝たせてくれなかったと言うことだね

2014年のル・マン24時間レースでトヨタチームで走ったアレクサンダー・ヴルツ選手の言葉です。
この年は悪天候からのトラブルもあり、上位の各チームの戦力は拮抗していたようですがアウディチームが優勝しました。
勝負事は運も実力のうちです。
とは言え、トヨタチームのヴルツ選手が勝てなかったのは、自力の及ばない何かの要素があったのもまた間違いないのでしょう。
スポーツなどで、いきなり勝ちまくるチームや選手も中にはいますが、下積みのような苦難の月日を越えて、ようやく美酒にたどり着くストーリーは、心に響きます。
この後、トヨタチームがようやく優勝にたどり着くのは2018年でした。
ヴルツ選手は2015年にレースから引退され、トヨタチームで優勝を味わうことはできませんでした。
その後、それまで勝てなかったトヨタチームが5連勝しましたが、6連勝を狙う王者の立場の昨年、いきなり出現したフェラーリチームに優勝を奪われました。
今年2024年はトヨタチームにとっては雪辱戦。
6月15日~16日の開催です。
次にル・マンが「勝たせてくれるチーム」は、どのチームなのでしょうね。

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