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現状認識の難しさ

現状認識は難しいもの
特に自分たちに都合の悪い状況では

自分が自分を、自分たちが自分たちを客観的に認識することは、本当に難しいものです。
そこには自分や自分たちという色眼鏡・フィルターがかかりますから。
世界や日本の歴史を解説してくれるコテンラジオが好きなのですが、しばしば説かれるのが、この現状認識の難しさです。
未来から過去の出来事を見たとき、当事者たちが現状認識をできていないことに端を発する失敗は多い印象です。
当事者が皆、愚か者だったわけではなく、中には賢い方もいらっしゃったはずなのに、誰でも分かりそうな「現状」を読み誤ることはしばしば起きるのでしょう。
さて、自分(自分たち)の現状認識ですが、改めて難しいです。
知り合いに自分の印象をたずねても、そこはオブラートに包まれたりしますし。
的確に明文化してくれたとしても、言葉の解釈は発した側と受け取る側でズレは生じますし。
数値化しちゃえば客観的な指標にはなりますが、数値化できない感性の領域にはお手上げですし、数値の裏を読むと、数値をはかる物差しも変化します。
ということで、的確な自分(自分たち)の現状認識は難しく、出来たとしても不確かさを持った情報になりそうです。
そういうものだと認識し、現状認識を試みるのが正しいかもしれませんね。

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