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異端と先端

異端は
認められた途端、
先端になる

世界は本流と異端で出来ていると思います。
メジャーとマイナー、大手と弱小、有名どころと無名…。
会社で言うと大企業と中小零細企業。
本流は強いです。
強い本流は勝ち続け、より大きくなり、あるいは大きさを維持できます。
今まで通りやっていたら勝つので、保守的思考こそ必勝法。
でも実際は変化する外部環境のせいで、そうとも限りませんよね。
巨大なタンカーより、小さな漁船の方が小回りが効くように、変化に強いのはむしろ異端だったりしますし。
で、あっという間に情勢を変えてしまうと、かつての異端が一気に先端へ。
業界の異端児が、業界のトップへ登る。
僕が中学生の頃、男の子たちのトレンドの中心はテレビゲームでした。
ファミコン一強の時代で、ゲームソフトも任天堂のものが至高。
そこに現れたのがエニックスという会社で、ドラゴンクエストが大ヒットしてブームに。
ゲームソフトのメーカーとしては異端児だったと思いますが、あれよあれよと先端化し、おまけに巨大化。
エニックスという会社自体が、まるでロールプレイングゲームの主人公みたいです。
ただ、かつて異端だった組織も巨大化し本流になると動きは鈍り…。
また歴史は繰り返し、異端が先端化する動きが出てくるのでしょうね。
本流も異端も、高い視点、メタ認知の視座で見るとどっちも似たようなものなのかもしれません。
流行っているか、流行る前なのかの。

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