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自分で崩壊…

中世の城の中にはひどく崩れ落ちて廃墟となったものがある。
解説を読むと「この城は壁をあまりにブ厚くしすぎたため自分の重みで崩壊してしまった」と書いてあったりする。
デトロイトの崩壊も、どうも僕にはこれを思い出させる。
頑丈にしているつもりで一生懸命石を積んだその結果自分の重みて崩れてしまったと聞くと「中世のヤツラ何やってんだ」と吹き出したくもなるが、実は今だってニンゲンは同じようなことをしているのである。

自動車の専門誌「カーグラフィック」の2014年1月号、自動車デザイナー永島譲二さんの「駄車・名車・古車」というコラム(コラム名は変わっていますが今も続いてます!)に書かれていたものの転記です。
アメリカのデトロイトは、かつては自動車産業で活況でしたが、もうその活況からは遠い状況…という記事です。
2024年の今現在、デトロイト市がどういった状況なのかは分かりませんが、かつての隆盛には及ばないのは間違いないでしょうね。
奢れるものも久しからず、です。
中世の城も、デトロイト市も、他山の石ではないかもしれません。
僕らの生活、あるいは会社での経済活動でも、同じようなことをしていないかと、定期的なセルフチェックが必要なのかもしれません。
あるいは、己の過ちを指摘してくれる友人を持つか。

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